デュタステリド(ザガーロ)とは?効果や副作用・6つの注意点を解説!

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    目次

    近年、医療技術の進歩によりAGA(男性型脱毛症)を医療機関やクリニックで治療する人が増えています。そんな中、処方される薬にも注目が集まるようになり、どの薬を飲むとより効果が期待できるのか関心が高まっています。

    そこでこの記事では、治療薬の中でも人気の高いデュタステリドにフォーカスを当て、期待できる効果や副作用、そして服用する際の注意点について解説していきます。

    デュタステリドとは?


    まずは、デュタステリドがどのようなものなのか解説していきましょう。

    デュタステリドはAGA治療薬のひとつ

    デュタステリドとは、AGA(男性型脱毛症)治療に使われる治療薬のひとつです。

    当初、デュタステリドは前立腺肥大症の治療薬として開発されましたが、すでにAGAに対して効果が認められていた「フィナステリド」という治療薬と同様の効果が見られたため、AGA治療薬としても開発・承認されたようです。

    ちなみに、デュタステリドは薬の成分の名前で、AGA治療薬としては「ザガーロ」という名前で販売されています。

    デュタステリドを飲むとAGAに対してどんな効果がある?


    では、デュタステリドを服用するとAGAに対してどのような効果が期待できるのでしょうか?

    AGA発症のメカニズム

    AGAに対するデュタステリドの効果を解説する前に、AGAを発症するメカニズムについて解説しておきましょう。

    AGA(男性型脱毛症:Androgenetic Alopecia)とは、成人男性特有の進行性脱毛症で、生え際や頭頂部の毛髪が薄くなる、もしくは毛が抜けてしまう病気です。特に20代以降の男性に多く見られ、現在日本人男性の3人に1人がAGAだと言われています。

    AGAを引き起こす原因はさまざまありますが、最も有力とされているのが男性ホルモンの影響とのこと。

    通常、人間の毛は1日に平均100本近く抜けると言われているので、毛が抜けること自体には健康上の問題はありません。

    ですが、AGAを発症している人は男性ホルモンの一種である「テストステロン」が酵素によって「悪玉脱毛ホルモン(DHT:ジヒドロテストステロン)」に変換されているため、毛を新たに生み出す働きが弱くなり、薄毛や抜け毛を引き起こしてしまうと言われています。

    デュタステリドを服用することで期待できる効果

    こうした症状に、デュタステリドは効果を発揮します。

    先ほど、テストステロンが酵素によってDHTに変換されることがAGAの原因と説明しましたが、デュタステリドはこの酵素に働きかけ、活動を阻害できるとされているのです。

    具体的には、薄毛の進行予防効果や発毛・育毛促進効果、そして髪を太くて硬いものへと成長させるボリュームアップ効果が期待できるとのこと。

    ただし、デュタステリドはどちらかというとAGA発症の予防薬として使われることが多いため、より発毛効果を実感したいのであれば、他の薬を併用するとより効果を高めることができるでしょう。

    デュタステリドの副作用は?


    上記のように、AGAに対して高い治療効果が期待できるデュタステリドですが、副作用が起こり得ることも把握しておく必要があります。

    • ・男性機能の低下や性欲の減退
    • ・肝機能障害
    • ・気分の低下・うつ状態
    • ・その他(乳房障害、蕁麻疹、頭痛など)

    男性機能の低下や性欲の減退

    現在、デュタステリド服用によって勃起不全(ED)、リビドー減退、射精障害などが副作用として発生することがあると報告されています。ですが、こうした副作用の発現率は低く、いずれも危険性は高くないとされています。

    ただし、子供をもうけようと考えている場合は、服用が一時休止されることもあるようです。子作りを検討している方は、必ず医師に相談しましょう。

    肝機能障害

    デュタステリドは肝臓で代謝される治療薬であるため、服用によって肝機能に障害が出るという報告もあるようです。ですが、こちらも発生する可能性は極めてまれであると言われています。

    ですが、発症する確率はゼロではないため、服用中は定期的な血液検査を受け、肝機能の数値を確認することが必要です。

    気分の低下・うつ状態

    デュタステリド服用によって、気分が低下したり、うつ状態になったりするという報告もあるようです。

    ですが、こちらの副作用も発生することは少なく、それを上回るほどの治療効果が見込めるとされています。ですが、絶対に起こらないわけではないので、心配な場合は医師に一度相談すると良いでしょう。

    その他の副作用

    これら以外にも、デュタステリド服用にあたっては次のような副作用があるとされています。

    • ・乳房障害(女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感)
    • ・蕁麻疹
    • ・頭痛 など

    現在報告されている副作用全体を通し、発症するケースは極めてまれだとされています。しかし、可能性はゼロではないので、服用後に異常を感じた場合は服用を中止し、必ず医師にご相談ください。

    デュタステリドを使用するときの注意点


    上記のような副作用があると把握したうえで、服用の際には下記の6点に注意しましょう。

    • ・用法用量を必ず守る
    • ・女性・子供は服用禁止
    • ・重度の肝機能障害がある人は事前に医師に相談する
    • ・前立腺がん検査を受ける場合は事前に医師に相談する
    • ・AGA以外の脱毛症には効果は見込めない
    • ・デュタステリドの個人輸入は大変危険

    用法用量を必ず守る

    デュタステリドを服用する際は、必ず用法容量を必ず守りましょう。

    特に、服用を忘れてしまった場合に2回分を同時に服用してしまうのはNGとされています。

    ゆえに、自己判断で薬を多く飲んだり、服用をやめたりはせず、医師の指示に従って服用しましょう。

    女性・子供は服用禁止

    デュタステリドは、男性に対するAGA治療には効果が認められていますが、女性や子供に対する影響は確認されていません。

    ですので、女性(特に妊婦・授乳婦)や子供は服用しないようにしましょう。また、経皮吸収によって体内に取り込まれる恐れもあるため、直接触れることも避けた方が良いとされています。

    重度の肝機能障害がある人は事前に医師に相談する

    前述したように、デュタステリドは肝機能に副作用が出ることがあるので、重度の肝機能障害がある方は服用によって症状の悪化が引き起こされる可能性があるとのこと。

    ゆえに、事前に医師に相談したうえで処方を受けると良いでしょう。

    前立腺がん検査を受ける場合は事前に医師に相談する

    デュタステリドを6ヶ月以上服用すると、PSA(血清前立腺特異抗原)が通常よりも半分以下になると報告されています。そのため、デュタステリドを服用している方の検査値は2倍の数値で考える必要があります。

    したがって、前立腺がん検査を受ける際はあらかじめ医師に相談し、デュタステリドを飲んでいることを報告するようにしましょう。

    AGA以外の脱毛症には効果は見込めない

    デュタステリドは、あくまでもAGAに対する治療薬です。そのため、AGA以外の脱毛症(円形脱毛症など)には効果が見込めないとされています。

    AGA以外の脱毛症で悩んでいる方は、安易にデュタステリドを服用せず、きちんと医師に相談して正しい治療を受けるようにしてください。

    デュタステリドの個人輸入は大変危険

    基本的に、デュタステリドなどの医薬品を国内に輸入する場合は厚生労働省の許可・承認が必要ですが、個人使用の目的で輸入する場合は法律上特に問題はないとされています。

    ですが、国内と海外では医薬品に対する安全性の基準が異なるため、専門知識のない一般の方が個人輸入するのはリスクが高いと言えます。

    ゆえに、安価だからと安易に購入せず、安心して処方が受けられるクリニックを利用するのをおすすめします。

    まとめ


    今回は、AGA治療薬のデュタステリドについて解説しました。

    デュタステリドはAGAに対して高い治療効果が期待される治療薬ですが、しっかりと効果を得るためにも、正しい知識を身につけて安全に服用するようにしましょう。

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    よくある質問

    • デュタステリドとは何ですか?

      デュタステリドとは、AGAに対して使用される治療薬のひとつです。

    • デュタステリドを服用するとどんな効果が期待できますか?

      薄毛の進行予防効果や発毛・育毛促進効果、そして髪を太くて硬いものへと成長させるボリュームアップ効果が期待できます。