クレンジングとは？

中には、「洗顔料があればクレンジングっていらないんじゃない？」「どの種類のクレンジングにすればいいのか分からない…」という方もいるかもしれません。
自分にぴったりのクレンジングを正しく使うためにも、クレンジングの役割や種類、選び方について解説していきます。

クレンジングの役割

一般的にクレンジングの役割は、メイクや毛穴詰まりといった「油性」の汚れを落とすことです。油性の汚れをしっかりと落とさないと、肌がくすんだり毛穴が詰まって黒ずんだりするとのこと。さらに、かゆみや色素沈着といった肌トラブルにもつながってしまう可能性が。
しかし、洗顔料は「水性」の汚れのみを落とすものだそう。クレンジングをせずに洗顔料を使っただけでは、油性の汚れがなかなか落ちません。そのため、クレンジングでメイクや毛穴の汚れをしっかりと取り除くのが重要だといわれています。

クレンジングの種類

クレンジングは、テクスチャによっていくつかの種類に分けることができます。
ここでは、オイル・ミルク・ジェル・リキッドの4種類について、それぞれの特徴やおすすめの人を解説します。

オイルクレンジングとは？

クレンジングといえば、オイルクレンジングを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか？液体のオイルがメインのクレンジングを、一般的に「オイルクレンジング」といいます。
洗浄力が高いのが特徴で、ウォータープルーフメイクや濃いメイクでも落としやすいです。ただし洗浄力が強い分、乾燥肌の人や敏感肌の人は注意。

オイルクレンジングがおすすめの人

オイルクレンジングは、脂性肌の人におすすめです。強い洗浄力で、余計な皮脂まで落としてくれる効果が期待できるからです。
また、濃いメイクの日にもぴったり。ウォータープルーフメイクやしっかりめのアイメイクも、オイルクレンジングならするっと落としやすいでしょう。

ミルククレンジングとは？

乳液のようにやわらかなミルクタイプのクレンジングは、「ミルククレンジング」と呼ばれています。
基本的には水分が多く、やさしい洗浄力。肌への負担も少なめで、しっとりとした洗いあがりになるようです。一方、濃いメイクの日にはポイントリムーバーなどを併用した方が良いかもしれません。

ミルククレンジングがおすすめの人

ミルククレンジングは洗浄力が弱めなので、乾燥肌や敏感肌の方におすすめです。肌への負担をあまりかけず、やさしく汚れを落とす効果が期待できます。
また、ノーファンデだったりポイントメイクが薄かったりと、普段からシンプルなメイクの人にも向いているといえます。

クレンジングジェルとは？

一般的にクレンジングジェルとは、ジェル状のクレンジングのことです。とろっとした特有のテクスチャなので伸ばしやすく、指と肌の間に生まれる摩擦を抑えられるそうです。
クレンジングジェルは、水性タイプの「オイルフリー水性ジェル」と「オイルイン水性ジェル」、油性タイプの3種類に分かれるとのこと。後になるほど洗浄力が上がりますが、その分肌への負担も増える傾向にあります。

クレンジングジェルがおすすめの人

クレンジングジェルは、摩擦による負担を肌にかけたくない人におすすめ。ジェル独特の使い心地で、肌の上でするりと伸ばしやすいです。
洗浄力の強さや肌への負担は、クレンジングジェルのタイプによって異なります。ナチュラルメイク・敏感肌の人はオイルフリー水性ジェル、濃いメイク・脂性肌の人は油性タイプ、バランス重視ならオイルイン水性ジェルが適しているでしょう。

リキッドクレンジングとは？

通常、水分がベースでオイルをほぼ含まない商品をリキッドクレンジングといいます。「水クレンジング」や「クレンジングウォーター」と呼ばれることもあるようです。
さらっとした使用感で、洗浄力はほどほどなのが一般的。ダブル洗顔が不要だったり、濡れた手で使えたりする商品も多いそうです。

リキッドクレンジングがおすすめの人

オイルフリーのリキッドクレンジングの場合、まつエクをしている人におすすめです。まつエクを接着するグルーはオイルに弱いため、オイルフリーのクレンジングならまつエクを長持ちさせる効果が期待できます。
また、ニキビに悩んでいる人にもおすすめ。オイルフリーでなくとも、リキッドクレンジングは基本的に油分が少ないうえ洗浄力があるので、ニキビの原因となる過剰な油分を抑えやすいといわれているからです。

クレンジングの選び方

次に、自分にぴったりのクレンジングを選ぶためのポイントをお伝えします。
クレンジングの選び方としては、以下の4点です。

肌質に合ったものを選ぶ

どんな肌悩みを抱えているかは、個人差があります。お肌がカサカサしてしまう乾燥肌の人、逆に皮脂が出すぎてべたつく脂性肌の人、肌トラブルに悩まされやすい敏感肌の人…。
肌質に合ったクレンジングを使えば、悩みを解決できるかもしれません。

例えば敏感肌の場合、「敏感肌の方によるパッチテスト済」の商品があります。低刺激になるよう処方されている可能性が高いので、皮膚への刺激を抑えてメイクオフできる効果が期待できます。
また、肌がどの成分に弱いか分かっているなら、パラベンフリーやアルコールフリーといったように特定の成分を使用していないクレンジングを選ぶのもおすすめです。

使いやすさで選ぶ

毎日のようにメイクを落とすなら、使いやすさも重要です。ダブル洗顔が必要なかったり、濡れた手やお風呂でも使えたりする商品だと、時間をかけずにさっとメイクオフできます。
ほかにも、拭き取りタイプのクレンジングなら「顔を洗う元気がない…」という場合にもぴったり。クレンジングの頻度やかかる時間を考慮して、自分に合った使いやすい商品を選びましょう。

メイクの濃さで選ぶ

一般的にクレンジングは、商品や種類によって洗浄力が違います。メイクの濃さに合った商品を選びましょう。
「洗浄力は強い方が良いんじゃない？」と考える方もいるかもしれませんが、落とす力が強いほど肌への負担も増えるといわれています。洗浄力が強いクレンジングを使い続けると、乾燥などのトラブルを引き起こす可能性が。 肌への負担を抑えるためにも、メイクの濃さに合った洗浄力の商品を選んでみてください。日によってメイクが違う人は、複数のクレンジングを使い分けるという手もあります。

コスパで選ぶ

クレンジングの頻度が高いほど、コスパが気になりますよね。コスパの良い商品なら、「1プッシュ分少なく使おうかな…」といったことを気にせずに使うことができます。
ただし、注意してほしいのが適量。公式サイトや商品パッケージで確認すると、目安量が2プッシュ分のものもあれば4プッシュ分のものも。一見高く感じるクレンジングでも、一回分で使う量が少ないなら意外とコスパは良いかもしれません。
目安量はどれくらいか、だいたい何か月分なのかといった点をチェックしたうえで、コスパを判断しましょう。

クレンジングを使うときの注意点

クレンジングの効果を発揮するには、正しいルールを守ることが重要です。
クレンジングを使うときの主な注意点としては、以下の6点です。

クレンジング前に手を清潔にする

メイクオフのときにすぐクレンジング剤を手にする人もいると思いますが、その前に手を洗いましょう。手指には多くの雑菌や汚れがついている場合があります。そのままクレンジングをしたら、顔に移ってトラブルを起こしてしまうかもしれません。
まずはハンドソープで手を清潔にしてからクレンジングしてください。

クレンジングの量や使い方を確認する

クレンジングの適量や正しい使い方は、商品によって違います。公式サイトや商品パッケージでよく確認したうえで、正しいメイクオフをしましょう。
例えば、商品によっては「乾燥した手でとる」と指示されています。このような場合、濡れた手でクレンジングをとってしまうと、水と混ざって洗浄力が落ちてしまう可能性が。クレンジングの効果を最大限発揮するためにも、量や使い方をよくチェックしておきましょう。

肌はこすらずやさしく触る

クレンジングするときに、肌をこすりすぎてはいけません。摩擦や圧力で肌に負担がかかってしまうおそれがあります。
乾燥やしわにつながることもあるようなので、肌はやさしく触るように心がけてください。

丁寧に乳化する

一般的に「乳化」とは、水分と油分が均一に混ざって白濁することを指します。乳化の必要があると記載されている商品では、丁寧に乳化してください。
クレンジングの乳化には、落ちにくい油性の汚れを浮き上がらせる効果があるため、メイク落ちが良くなるといわれています。時短にもなるようなので、やさしく水をなじませて乳化しましょう。

すすぎ残しがないようにする

急いでいたり疲れていたりする日は、いつもよりメイクオフが雑になってしまうことも。しかし、すすぎ残しがあると肌に負担をかけるおそれがあります。
一般的には、トータルで30回以上すすぐのが良いといわれています。手間に感じるかもしれませんが、肌にダメージを与えないためにも丁寧にすすぎましょう。

使用期限を守る

商品によっては、公式サイトなどで使用期限を伝えているものもあります。使用期限を超えたクレンジングは劣化している可能性が高く、肌に悪影響を及ぼすかもしれません。
一般的には未開封なら3年程度、開封後なら1年程度が使用期限の目安とされています。使用期限が分からない場合は、こちらの年数を目安に使い切るようにしてみてください。

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おすすめのクレンジングについてご紹介しました。気になる商品は見つかりましたか？
クレンジングは、肌質や使いやすさ、メイクの濃さで選ぶのがポイントです。また、クレンジングの効果をしっかりと発揮するには、正しいルールを守ることも重要です。
この記事でお伝えした注意点や商品の使用方法をよく確認したうえで、自分にぴったりのクレンジングを使いましょう。

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