カラコンで失明する前兆はあるの?危険なサインを見逃さないで!

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    目次

    「カラコンが原因で失明することがある」
    そんな噂を聞いて不安になっていませんか?

    カラコンで失明するなんてちょっと信じられない気もしますが、本当でしょうか。
    もし本当なら、対処法や前兆の症状について知りたいですよね。

    この記事では、カラコンで失明するという話が本当なのか、本当ならどんな前兆があるのかを詳しく解説し、原因と対処法についてもお話しします。

    カラコンを使っている方や使ってみたい方は、目の健康を守るためにぜひお読みください。

    カラーコンタクトレンズで失明するって本当?

    結論からいうと、カラーコンタクトレンズの品質や使い方が原因で失明することがあるというのは本当のようです。

    国民生活センターには、カラコンの使用が原因で起きた障害事例が、多数報告されているとのこと。
    主におしゃれのために装着するカラコンも、正しい使用法を守らないと眼に障害を引き起こす可能性があるそうです。

    また、レンズの品質による眼の障害は、カラコンの方がクリアコンタクトレンズよりも起きやすいともいわれているようです。

    では、カラコンとクリアコンタクトレンズにはどのような違いがあるのでしょうか。

    クリアコンタクトレンズとの違い

    カラコンには、クリアコンタクトレンズにはない以下の特徴があります。

    • ・レンズが大きく、比較的角膜が酸素不足になりやすい
    • ・粗悪品(承認されていない)を使用すると、色素が漏れ出して角膜障害を生じやすい
    • ・カラコンには使えない洗浄液や目薬がある

    レンズが大きく、比較的酸素不足になりやすい

    カラコンは日本コンタクトレンズ学会の調査によると、クリアコンタクトレンズに比べて酸素不足になりやすいとのことです。
    その理由は、クリアコンタクトレンズと比較すると酸素透過率が低い素材で作られている上、サイズの大きなものが多く、さらにカラーを付けている分の厚みもプラスされるからです。

    酸素不足の状態が続くことで目が傷つきやすくなり、感染症などにかかりやすいといえるようです。

    粗悪品(承認されていない)を使用すると、色素が漏れ出して角膜障害を生じやすい

    カラコンはクリアコンタクトレンズと違って色や模様が付いているため、国内で承認されていない品質の悪いカラコンでは、色素が漏れ出して角膜障害が生じる危険性があります。

    また、コンタクトに付着した色素が刺激となってアレルギー反応が生じ、結膜にブツブツ(乳頭)ができる場合もあるようです。

    カラコンには使えない洗浄液や目薬がある

    クリアコンタクトレンズには使える洗浄液でも、カラコンには使用できない場合があるようなので、注意が必要です。
    カラコンに刺激の強い過酸化水素タイプの洗浄液を使用すると、色素が落ちてしまう危険性があるといわれています。

    また、コンタクトレンズ用の目薬にも、カラコンでは使えない種類があるようです。
    カラコンの装用時に目薬を使う場合には、カラコンでも使用可能かどうか、注意書きを必ず確認しましょう。

    カラコンに使える洗浄液や目薬をチェックしたい方はこちら↓
    ・カラコン洗浄液おすすめ特集♡【MPS(保存液と同じ)/こすり洗い不要】
    ・カラコン用の目薬おすすめ特集!【ドライアイ/充血/視界のかすみ】

    失明って、徐々に?急に?

    カラコンを使っていて失明する危険性があると聞くと「失明って徐々に起きるの?それとも急に?」と気になる方は多いでしょう。

    コンタクトレンズ(カラコンを含め)の不適切な使用による目の不調は、目のかゆみやかすみなどから徐々に進行するケースがほとんどのようです。

    しかし、たとえばワンデータイプのコンタクトレンズを2週間続けて使用していて、突然失明する可能性もゼロとはいえません。

    コンタクトレンズには必ず使用説明書が付いていますが、きちんと読まずに捨ててしまっていると間違った使い方につながります。

    コンタクトレンズの使い方やケア方法が間違っていると、感染症や目の疾病を引き起こす可能性があるといえます。

    前兆かも?危険なサインはこちら!

    カラコンの使用から失明につながるような病気のサインには、どのようなものがあるのでしょうか。

    万一以下のような兆候があったら、すでに重篤な病気にかかっているかもしれません。
    放置していると失明の危険性もあるので、すぐにカラコンの使用をストップして眼科を受診してください。

    異物感、充血、涙目

    ゴロゴロとした異物感や目の充血、涙が流れ出るなどの症状がある場合は「角膜浸潤」や「表層角膜炎」にかかっている可能性があります。

    角膜浸潤は角膜に生じた傷から炎症を起こす病気で、悪化すると角膜潰瘍になることもあるようです。
    また、表層角膜炎は角膜の表面に点状の傷がたくさんできて眼に異物感やまぶしさを感じる病気で、視力の低下につながる場合もあります。

    カラコンがずれる

    カラコンがずれる場合は「巨大乳頭結膜炎」にかかっている可能性があります。

    巨大乳頭結膜炎とは、レンズにこびりついたタンパク質が原因でまぶたの裏の粘膜がアレルギーを起こして上まぶたの裏にブツブツができる病気のようです。
    このブツブツが原因となって、コンタクトがずれやすくなる場合があります。

    目の痛み

    目に痛みを感じる場合は「アカントアメーバ角膜炎」や「角膜上皮びらん」「急性角膜上皮浮腫」などにかかっている可能性があります。

    アカントアメーバ角膜炎は、コンタクトレンズを水道水で洗浄したり、汚れた手で触ったりすることで発症する可能性が大きいとされています。

    また、角膜上皮びらんは、レンズのカーブが角膜に合っていない、大きな直径のソフトコンタクト、汚れたソフトコンタクト、変形したソフトコンタクトなどの装用者、ドライアイや煮沸消毒を実施している人に多く見られるようです。
    急性角膜上皮浮腫は、コンタクトレンズ装用による急性の酸素不足が主な原因になるといわれています。

    目のかゆみ、目ヤニ

    目のかゆみや目ヤニといった症状がある場合は「巨大乳頭結膜炎」「アレルギー性結膜炎」「ドライアイ」などの可能性があります。

    また、かゆみが無くて目ヤニが多く認められる場合は、角膜障害や角膜潰瘍などの可能性も考えられます。

    カラコンによる目の病気の前兆は、以上の他にもたくさんあるようです。
    万一異常を感じた場合は素人判断で「大丈夫だろう」と放置するのではなく、必ず専門医を受診してください。

    実際にカラコンで目のトラブルが起こった例

    ここでは、国民生活センターの報道資料に記載されている、実際にコンタクトレンズが原因で目のトラブルが起こった例を紹介しましょう。

    (以下の実例には、カラコンだけでなくクリアコンタクトレンズでの病例も含まれています。クリアコンタクトレンズが原因の病気は、カラコンでも同様に起こります)

    角膜浸潤、表層角膜炎

    来院時の症状 目がぼやける、充血、目ヤニが多い、涙っぽい、ゴロゴロする
    診察結果 角膜浸潤と表層角膜炎が認められた
    考えられる原因 ・悪質なカラコンの利用
    個人輸入代行サイトを利用し、未承認のカラコンを利用していた

    角膜びらん

    来院時の症状 朝からの右目のかすみ、ぼやけ
    診察結果 重度の角膜びらんが認められ、治療に2週間を要した。
    考えられる原因 ・コンタクトレンズの不適切な装用とレンズケアなど
    2年以上に渡り眼科を受診せずに眼鏡店でコンタクトレンズを繰り返し購入していた。

    角膜浸潤、結膜びらん

    来院時の症状 前日からの右目充血
    診察の結果、角膜浸潤と結膜びらんは両目に起きていた。
    診察結果 両目に角膜浸潤と結膜びらんが認められた
    考えられる原因 ・眼科を2年間受診していない
    ・レンズの洗浄が不適切
    ・コンタクトレンズの長期使用
    2年前に眼科を受診して以来、1度も検査を受けずにネットで購入を繰り返していた。
    レンズはこすり洗いも行っておらず、また、2週間タイプのコンタクトレンズを1ヶ月タイプと勘違いしていた。

    巨大乳頭結膜炎、角膜血管侵入

    来院時の症状 目のかゆみと充血
    診察結果 両目の結膜にコンタクトの刺激による巨大乳頭ができており、さらに角膜には血管侵入が認められた。
    考えられる原因 ・眼科の定期検査を受けていなかった
    ・適切なコンタクトレンズを使用していなかった
    2年前に眼科を受診して以来、検査を受けずに量販店で約5回コンタクトレンズを購入していた。
    動きの悪いコンタクトレンズを装用していたことがうかがえる。

    角膜びらん

    来院時の症状 2日前から右目に強いゴロゴロ感とまぶしさを自覚
    診察結果 両目に角膜びらん。
    とくに右目がひどく、ほぼ半分に及ぶ範囲にびらんが認められた。
    角膜内皮も減少しており、一歩間違えれば失明につながる状態だった。
    考えられる原因 ・コンタクトレンズが合っていなかった可能性
    ・レンズやケースの洗浄不足
    ・コンタクトレンズを装用したままでの就寝
    2年前から2週間タイプのコンタクトレンズをネットで購入して使用していた。
    レンズが明らかに汚れており、時々装用したまま寝ることもあったとのこと。
    ケースは一切洗浄されていなかった。

    カラコンで失明するリスクが高まる原因と対策

    次に、カラコンで失明するリスクが高くなる原因や対策について解説します。
    カラコンで失明する主な原因として、以下の6つの可能性があります。

    • ・眼科を受診していない
    • ・安全性の低いカラコンを使用している
    • ・装着時間や使用期限を守っていない
    • ・カラコンの洗浄が不十分
    • ・レンズケースの手入れや交換をしていない
    • ・異常を感じても放置している

    では、1つひとつ確認していきましょう。

    眼科を受診していない

    眼科を受診せずにカラコンやコンタクトレンズを購入して使用すると、失明につながるリスクが高くなるようです。

    なぜなら、コンタクトレンズは目の角膜に直接装用するものなので、カラコンであってもまずは眼科を受診して検査し、自分の目の大きさやカーブを確認する必要があるからです。
    目に合わないコンタクトレンズを装用すると角膜に傷が付き、感染症になる危険性があるといわれています。

    また、眼科での診察の結果アレルギーなどが見つかって、コンタクトレンズの装用が適さない場合もあるようです。

    対策

    • コンタクトレンズを初めて購入する際は必ず眼科で検査を行い、その後は医師の指示に従って定期的に受診することが大切です。

    安全性の低いカラコンを使用している

    安全性の低いカラコンを使用することも、失明につながるリスクが高くなるといわれています。
    なぜなら、コンタクトレンズは視力の補正を目的としていないカラコンも含めて高度管理医療機器に分類されているからです。

    インターネットなどで海外から個人輸入したカラコンは医薬品医療機器法に基づいた安全性の確認がされておらず、目の健康を害する危険があるため、安易に購入してはいけません。

    対策

    • 高度管理医療機器として承認を受けたコンタクトレンズには「高度管理医療機器承認番号」がパッケージなどに記載されているので、必ず確認しましょう。
      カラコンの個人輸入(旅行で買ってくる場合を含める)は危険なのでしてはいけません。

    装着時間や使用期限を守っていない

    コンタクトレンズやカラコンの装着時間や使用期限を守らないと、タンパク質の付着などから目に障害を引き起こし、ひどい場合は失明の危険性もあるといわれています。

    たとえ眼科医の指導を受けてコンタクトレンズを購入していても、装着時間や使用期限を守っていないと安全に装用することはできません。

    対策

    • カラコン購入時には必ず説明書をよく読んで、装着時間や使用期限を確認し、厳重に守ることが重要です。

    カラコンの洗浄が不十分

    コンタクトレンズやカラコンは適切にケアすることが非常に大切です。

    レンズの洗浄が不十分だと角膜に炎症を起こす原因になるといわれています。
    また、レンズの洗浄を水道水や、安くて不適切な洗浄液で行うことも危険とされています。

    対策

    • レンズのケアは手抜きせずに適切な方法で毎日行うことが重要です。
      正しい洗浄液を使用して清潔な手で洗浄しましょう。
      レンズの洗浄はコンタクトレンズの着用前と着用後に必ず行い、こすり洗いをしてください。

    また、コンタクトレンズやカラコンを購入したら必ず添付の説明書をよく読んで、レンズに適した洗浄を行いましょう。

    レンズケースの手入れや交換をしていない

    見落としがちですが、レンズケースの手入れや交換も非常に重要で、怠ると感染症などの眼の疾患につながる危険性があるといわれています。

    対策

    • レンズケース内の保存液は毎日交換し、その都度洗浄して乾燥させましょう。
      保存には必ず適切な保存液を使用し、水道水は絶対に使ってはいけません。
      レンズケースは1か月半~3か月に一度は必ず新しいものと交換しましょう。
      また、レンズケースから保存液が漏れる場合は、すぐに新しいケースに交換しましょう。

    異常を感じても放置している

    目がぼやけるなどの異常があっても「たいしたことない」と思って放置していたせいで、失明につながる場合があります。
    たとえ自分では小さな症状に思えても、すでに重篤な障害が起こっているケースもあるといえます。

    対策

    • コンタクトレンズやカラコンを使用していて目に異常を感じたら、すぐに全てのコンタクトレンズの使用をストップして、眼科を受診することが大切です。
      また、自覚症状がなくても目に障害が起きていることもあるため、異常を感じなくても3か月に1度は眼科の定期検診を受けましょう。

    まとめ

    カラーコンタクトレンズの使用が原因で失明する場合があるというのは、本当のようです。
    決して大袈裟な話ではありません。

    しかし、本記事で解説したように眼科の受診や定期検診を行って、安全に管理されたカラコンを正しく使用すれば、目の病気やそれによる失明のリスクは下げることが可能です。
    それでも、万一目に異常を覚えたらすぐに眼科を受診してください。

    目の健康には十分気を付けた上で、正しくカラコンを使用しましょう。

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