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目次

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」ってどんな商品？

アルコン社の2週間交換レンズである「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」は、どちらも乾燥と汚れに強いシリコーンハイドロゲル素材を採用していますが、後継モデルのハイドラグライドは、より進化した保湿技術を搭載している点が特徴です。ここでは、それぞれの基本的な特徴について解説します。

エアオプティクス アクア

「エアオプティクス アクア」は、高い親水性と耐久性を兼ね備えた2週間交換のソフトコンタクトレンズです。

このレンズは、低含水かつ非イオン性の素材で設計されています。これにより、瞳の水分を奪いにくいため乾燥しにくく、また、脂質やたんぱく質などの汚れが付きにくいという利点があります。これにより、快適な装用感が持続することが期待されます。以前使用していたレンズで乾燥が気になる方や、シリコン素材レンズ特有の汚れが気になる方におすすめの製品です。

 

エアオプティクス プラス ハイドラグライド

「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」は、「エアオプティクス アクア」の後継商品であり、「最後の日までずっと心地いい、2週間レンズ」をコンセプトとしています。

アクアが持つ乾燥や汚れへの強さに加え、このレンズには「ハイドラグライド モイスチャー マトリックス」と呼ばれる独自の保湿技術が追加されています。これは、レンズの表面に涙を引き寄せて「うるおいベール」を形成する仕組みです。これにより、装用開始時だけでなく、2週間使い終わるその日まで、快適なうるおい感の持続が期待できます。従来の製品よりも「つけ心地」「乾燥感の少なさ」「快適性」のさらなる向上が目指されたコンタクトレンズです。

参考：コンタクトレンズのアルコン（Alcon）

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」の共通点

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」は、次世代素材であるシリコーンハイドロゲルの採用により、高い酸素透過率と汚れにくさを両立させている点が共通しています。どちらの製品も、目の健康と快適な装用感に配慮した設計が特徴といえます。

レンズに汚れがつきにくい非イオン性素材

2つの商品は、脂質汚れや化粧品などの外部からの汚れが付着しにくい素材でできています。この「汚れにくさ」は、クリアな視界の維持と快適な装用感につながります。レンズの表面が清潔に保たれることで、花粉の付着による不快感を軽減する効果も期待できます。

シリコーンハイドロゲル素材で酸素透過率が高い

両製品には、従来の素材と比較して約5倍もの酸素を角膜に届けられるとされるシリコーンハイドロゲル素材が採用されています。角膜への酸素供給は、目の充血や眼病などのトラブルを防ぐために非常に重要です。そのため、高い酸素透過率を持つこれらのレンズは、目の健康維持に役立つことが期待されます。

酸素透過率の解説や目安についｋては下記コラムで解説しています。

酸素透過率・酸素透過係数（Dk値）解説！低いとどうなる？目安や選び方【コンタクトレンズのデータ】

乾燥に強い低含水レンズ

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」は、共に低含水のコンタクトレンズです。レンズに含まれる水分量が少ないため、目の表面から水分が蒸発する際に、レンズ自体が瞳の水分を過度に奪ってしまう作用（レンズが乾燥すると目が乾く現象）が比較的起こりにくい構造です。この特性から、特にドライアイで目の乾燥にお悩みの方にとって、装用しやすいという特徴があります。

コンタクトレンズの含水率と選び方については下記コラムで解説しています。

≪コンタクトの含水率解説と早見表！≫高含水・低含水どっちがいい？【コンタクトレンズのデータ】

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」の違い

両製品の最も大きな違いは、進化した保湿機能の有無と、それ伴う費用、そしてラインナップ（乱視・遠近）の多様性にあります。ハイドラグライドは、アクアの基本性能を維持しつつ、ユーザーの利便性や装用感の向上を追求した改良モデルといえます。

機能性と費用面の違い

エアオプティクス プラス ハイドラグライドは、「ハイドラグライド モイスチャー マトリックス」という独自の親水性保護膜とうるおいベールの機能が追加されているため、一般的にエアオプティクス アクアよりも価格が高めに設定されている傾向が見られます。この価格差は、後継商品として機能性が向上している点に起因していると考えられます。

コンタクトレンズの表裏表示は、特に初心者にとって装用ミスを防ぐ上で重要な機能です。

装用に慣れていない方や、表裏を間違えることによる不快感や目のトラブルが不安な方は、あえて表裏表示のある「エアオプティクス アクア」を選択肢に含めることも検討されます。

ラインナップの違い

エアオプティクス アクアのラインナップは近視用のみですが、エアオプティクス プラス ハイドラグライドには、近視用に加えて乱視用や遠近両用のコンタクトレンズが用意されています。乱視矯正や老視矯正が必要な方は、ハイドラグライドの豊富なラインナップから選択することが可能です。

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」はどちらがおすすめ？

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」のどちらが最適かは、求める機能性、目の状態、そして予算によって異なります。費用を抑えたい方や近視用のみで十分な方にはアクアが、より進化した装用感や幅広いラインナップを求める方にはハイドラグライドが、それぞれ有力な選択肢となります。

「エアオプティクス アクア」がおすすめの人

エアオプティクス アクアは、以下の条件に当てはまる方に適した選択肢です。

アクアは、シリコーンハイドロゲル素材による高い酸素透過率を保持しつつ、費用面でのメリットがあります。表裏表示があるため、初めてエアオプティクスシリーズを使用する方にも安心感が提供されます。

「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」がおすすめの人

エアオプティクス プラス ハイドラグライドは、以下の条件に当てはまる方に適した選択肢です。

ハイドラグライドは、アクアの利点を引き継ぎながら、独自の技術で装用感の向上が図られています。目の乾燥による不快感に悩んでいる方や、乱視・老視の矯正が必要な方にとって、特にメリットが大きい製品といえるでしょう。

「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」を購入するならシルチカ

本記事では、「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」の共通点と違いを比較検討しました。これらの情報を参考に、ご自身の目の状態やライフスタイルに合った製品をお選びください。

2製品の選択における主要な違いは以下の通りです。

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「エアオプティクス アクア」および「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」の購入を検討される際は、ぜひ価格比較サイト「シルチカ」をご活用ください。

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よくある質問

• 「エアオプティクス アクア」から「ハイドラグライド」に切り替える際、眼科の受診は必要ですか？

  製品名が変わる場合は、原則として眼科医の受診を推奨します。「エアオプティクス アクア」と「エアオプティクス プラス ハイドラグライド」は、同じアルコン社の製品で度数などの基本仕様は似ていますが、異なる製品として扱われます。コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、たとえ後継商品であっても、レンズの表面加工や素材の微細な変更が、装用感や目の状態に影響を与える可能性があります。目の健康と安全のため、切り替えの際は必ず眼科医に相談し、ご自身の目に合ったレンズであるか確認することが重要とされています。
  2回目以降のコンタクトレンズの購入手順や眼科再受診が必要な例については下記コラムをご覧ください。 コンタクトレンズの購入には処方箋は必要？初回・2回目以降は？

• 「低含水レンズ」は具体的にドライアイの方にどのように適しているのですか？

  レンズからの水分蒸発が緩やかになり、目の乾燥を防ぐ可能性があります。低含水レンズとは、レンズに含まれる水分（含水率）が50%未満のレンズを指します。コンタクトレンズは、レンズ自体の水分が蒸発する際に、目の表面の涙（水分）を奪って乾燥を進行させてしまう場合があります。低含水レンズは、元々の水分量が少ないため、この水分蒸発の進行が緩やかであるという特徴があります。これにより、レンズが瞳から水分を奪いにくく、ドライアイの方でも目の乾燥による不快感を軽減できる可能性が期待されます。

• 「表裏表示がない」ハイドラグライドは、どのように表裏を確認すれば良いですか？

  主にレンズの「お椀型」の形状で判断します。表裏表示がないコンタクトレンズの場合、レンズの形状で判断することが一般的です。正しく装用できる「表」の状態は、レンズのフチが内側にきれいに丸まった「お椀型」になっています。一方、裏返っている「裏」の状態は、フチが外側に反り返り、「皿型」や「V字型」のように見えます。装用前に、レンズを指に乗せて横から観察し、正しいお椀型になっているかを確認することが推奨されます。