コンタクトレンズ装着時に霞む・ぼやける・曇るその原因とは?
コンタクトレンズがかすむときは、汚れている、目に傷や病気があるなどの原因があります。対処しても改善しない場合は、眼科を受診しましょう。
この記事では、コンタクトがかすむ原因や対処法について解説します。この記事を読めば、コンタクトがかすむ原因や対処法について理解でき、ぼやけて困ることがなくなるでしょう。
目次
コンタクトがかすむ・ぼやける原因8つ
コンタクトレンズをつけたときに、ぼやっと霧がかかったようになってしまった経験はありませんか。ここではコンタクトがかすむ・ぼやける主な原因8つについて、解説します。
原因1. レンズの表裏を間違えている
レンズの裏表を間違えて装着してぼやける場合があります。視界が悪くなるので、間違いに気づいたら、取り外して正しましょう。
原因2. レンズの左右を間違えている
裏表の間違いの他に、左右の間違いの可能性もあります。コンタクトレンズの度数が左右で同じとは限りません。新しいレンズを開封する時や保存時に左右を間違えると、度数が合わないので視界がぼやけてしまいます。レンズを付けたり、外したりするときに、常に同じ側の目からするようにするのも、左右の間違え防止に役に立ちます。
原因3. レンズの汚れが落ちていない
レンズの汚れが落ちていない可能性があります。きちんと手を洗ってから、レンズを外して汚れがないかどうか確認してみてください。
1dayタイプ以外の定期交換レンズが汚れてかすむ場合には、レンズケアを徹底しましょう。 汚れをしっかり落とすために、指でこすり洗いすることが重要です。レンズに汚れがついたままだと、目の痛みや充血などを起こす可能性があります。快適な視界と目の健康を保つために、レンズケア方法を見直しましょう。
原因4. レンズに花粉・ごみ・化粧品が付いてしまった
レンズに花粉・ごみ・化粧品が付いてしまうことも、曇ってしまう原因です。コンタクトレンズ装着時にきちんと手を洗わないことや、タバコの煙が原因となる可能性もあります。
生活環境や目の状態を確認すれば、レンズの汚れの原因がわかるかもしれません。
原因5. 目が乾燥してしまった
ソフトコンタクトレンズを付けていると、目の表面の涙がレンズの上下に分けられるため、目の乾きを感じるようになります。パソコンやスマートフォン、エアコンを長時間使うことも乾燥の原因になる可能性があります。
原因6. レンズの度数が合っていない
気づかないうちに視力が悪化して、レンズの度数と実際の視力が合わなくなっている可能性もあります。見えにくいまま、無理して使っていると、目に負荷をかけて、かすんでしまうという症状が起きてしまうかもしれません。
原因7. 乱視や老眼が進んでしまった
乱視とは、角膜や水晶体にゆがみがあるために、像がぼやけたり、二重に見えたりする状態のことです。老眼は、加齢で目の調節機能が衰えて、近くが見えにくくなった状態です。老眼は、個人差はあるものの、誰にでも起こります。乱視や老眼は近視用のコンタクトでは対応できないので、見えにくくなってしまいます。
原因8. 目に傷や病気がある
目に傷や病気などがあると、視界がかすんでしまう場合があります。
一つは角膜の傷。コンタクトレンズを使っている間に、角膜に傷がついてしまって、それが原因で目がかすむ場合があります。角膜は眼球を保護するほかに、外から目に入った光を屈曲させるレンズ機能の役割があります。
参考文献
病気の一例として、あげられるのはドライアイ。ドライアイとは、目を守る涙の量が不足したり、涙の質のバランスが崩れたりして、均等に行き渡らなくなる病気です。ドライアイになる原因の例として、あげられるものは以下のとおりです。
- ・加齢
- ・エアコンの使用
- ・パソコンやスマートフォンの使用
ドライアイ患者数は2,200万人ともいわれています。
参考文献
コンタクトレンズ装着時だけでなく、前や外した後にも違和感があるとき、目にトラブルが起きている可能性があります。目のかすみのほか、痛みや充血、目やになどの症状がある場合も、目の病気や傷などのトラブルを疑った方が良いでしょう。
コンタクトがかすむ・ぼやけるときの対処法6つ
ここでは、コンタクトレンズがぼやける場合の対処方法について、解説します。
対処法1. コンタクト取り扱いを再確認して、ケアする
1dayタイプの使い捨てコンタクトレンズ以外はケアしながら、使わなくてはなりません。ソフトコンタクトレンズは水分を含んでいるので、細菌や微生物が繁殖してしまうことがあります。そのため、目から外すたびに消毒する必要があります。また、タンパク質除去が必要なこともあるので、眼科医の指示に従ってください。
また、下記の記事でもケア用品について、解説しています。気になる方は読んでみてください。
対処法2. 装着間違いしにくいコンタクトを購入する
コンタクトレンズの表裏を間違えて付けてしまう方は、裏表の判別しやすい商品を選びましょう。商品にもよりますが、レンズ表面に裏表を判別するための数字やマークが入っている場合があります。数字やマークがあると、一目見れば、裏表がはっきりするので、間違いにくくなります。
一例は「シード1dayPureうるおいプラス」です。この商品は、レンズ表面の二か所に、英数字と「Pure」のマークが記載されています。今、使っている商品も印字されているかもしれなので、一度、しっかりと見てみましょう。
対処法3. 目薬をつける
乾燥が原因である場合は、目薬の活用が有効です。用法・用量を守りながら、コンタクトレンズ用の目薬を使いましょう。基本的に1回の使用で捨てる1dayタイプを使っている方にも、目薬をつけることはおすすめです。
目薬を準備するときには、以下のことに気をつけましょう。
- ・装着時用はコンタクトレンズ専用目薬を使う
- ・用途に合った目薬を選ぶ
コンタクト専用ではない目薬の成分の中には、レンズに吸着して質を低下させてしまうものもあります。また、目薬には、目のかすみや充血を改善するもの、目にうるおいを与えるものなど、いろいろな種類があります。自身の症状に合うものを準備しましょう。
対処法4. 周りの環境を整える
目の乾燥を防ぐためには、住環境も大切です。例えば、パソコン画面が目の高さよりも上だと、見るとき通常より大きく目を開く必要があります。すると、空気に触れる眼球の表面積が増えるので、涙が蒸発しやすくなってしまいます。視線が下向きで良いように、パソコンや椅子の高さを調整しましょう。
エアコンや扇風機からの風も乾燥の原因です。直接風が当たらないように、座席や家電の位置を見直してみてください。
対処法5. 上記の対処でもまだ曇る場合は眼科を受診する
上記の対処でもまだ曇る場合は、何か病気だったり、目に傷がついていたりする可能性も考えられるので、眼科を受診しましょう。できるだけ早めが望ましいですが、原因がわかるまで、コンタクトレンズを使うのは控えた方が良いでしょう。
対処法6. 曇りがなくても眼科の定期検診を受ける
眼科の定期検診を受けると、目のかすみやぼやけ、曇りを防げる可能性があります。定期検診で目の状態を確認してもらうと、病気を早期発見できたり、レンズケアができているかがチェックすることが可能です。
定期検診を受けていても、急にかすんでしまう方、かすみ以外の症状がある方は、待たずにすぐに眼科を受診しましょう。目にトラブルが起きている可能性があります。病気やアレルギーではなくとも、眼科医が原因を探して、対処についても考えてくれます。
コンタクトレンズを上手に選んでかすみ・ぼやけを防ごう!
この記事では、コンタクトがかすむ原因や対処法について解説してきました。
コンタクトレンズがかすむときは、汚れている、目に傷や病気があるなどの原因があります。対処しても改善しない場合は、眼科を受診しましょう。
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よくある質問
Q. コンタクトしてるのにぼやけるのはなぜ?
A. コンタクトしていてもぼやけるのは、コンタクトレンズのつけ間違いや汚れなどの不具合、ドライアイ、角膜に傷がある場合などがあげられます。対処して改善しない場合は眼科を受診しましょう。
Q. コンタクトをしたまま寝ると視界がかすむのはなぜですか?
A. 角膜が酸素不足で細胞中の新陳代謝のバランスが崩れ、過剰な水分で角膜の厚みが増すからです。
コンタクトレンズをしたまま寝た場合に起こりうる、トラブルや危険性は以下のとおりです。
- ・コンタクトレンズが目に張り付く
- ・目が充血し目やにが出る
- ・角膜トラブルが起こる
- ・感染症リスクが高まる
睡眠中はまばたきをしないので、目が乾燥しやすく、コンタクトレンズが目に張り付いてしまう可能性があります。また、涙の分泌量が低下するので、レンズが汚れていても洗い流せず、雑菌が繁殖しやすくなり、目やにや痛みが出てしまうこともあるでしょう。酸素も届きにくく酸欠状態。酸欠になると、普段よりもダメージや感染を受けやすくなります。
コンタクトレンズをつけたまま寝るということを繰り返していると、角膜が酸欠、角膜内皮細胞も減少してしまい、視界が白く濁り、ぼやけて失明することもあります。
この記事を書いた人シルチカ探偵
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