【親必見】中学生からコンタクトを始める時に読むコラム
そこで今回は、コンタクトレンズの年齢制限や、子供がコンタクトレンズを使う際に親ができるサポート、そしておすすめのコンタクトレンズなどを詳しく紹介します。
目次
【データあり】子供がコンタクトレンズを使い始めるタイミングはいつ?
日本眼科医会は、2018年時点では小学生で0.3%、中学生で8.7%、高校生で27.5%の生徒がコンタクトレンズを使用していると発表しました。
仮に、1クラスを40人と仮定すると、高校生ともなると1クラスのうち4人に1人以上がコンタクトレンズを使用していることになるため、その普及率が高いことがわかります。
また、学年が上がるほどに使用率も高くなっており、小学生では1%を切っていた使用率も中学に上がると30倍近くになっていることから、中学生がコンタクトレンズデビューの一つのタイミングになっていると言えそうです。
コンタクトレンズはいつから使える?
上記のデータをふまえて、コンタクトレンズは何歳から使用できるのか、年齢制限について解説していきます。
コンタクトレンズの使用に年齢制限はない
結論からいうと、コンタクトレンズを使うにあたって年齢制限はありません。
近視や乱視、見え方の違いなどにもよりますが、目の状態に問題がなければ、下は小学生から、上は70歳以上の方まで幅広い年齢の方が使用できるとされています。
しかし、だからといってどんな方でもコンタクトレンズが使えるわけではありません。レンズを購入するには、眼科医の検査と処方(指示書等)が必要ですので、未成年の方は必ず保護者の付き添いが必要になります。
中学生からコンタクトレンズを使い始めるメリット
それでは、普及率が急激に高まる中学生からコンタクトを使い始めるとどのようなメリットがあるのでしょうか?
運動するときに邪魔にならない
メガネからコンタクトレンズに変えるメリットとして、何より運動時に邪魔にならないことがあげられます。
中学に進学すると、部活で運動部に所属したり、体育のメニューがよりハードになったりと、メガネを邪魔に感じることも増えるでしょう。競技によっては、メガネを壊したり、ケガの原因になったりする場合もあります。
ゆえに、より体を動かすようになる中学生のタイミングで使い始めることにメリットを感じる人も多いようです。
イメージチェンジになる
中学生になると、周りと比べて自分の見た目や容姿が気になることが増えます。そんなときに、メガネからコンタクトに変えることでイメージチェンジになり、また気持ちを切り替える一つのスイッチになる場合もあります。
度数変更に対応しやすい
成長期の中学生は近視の度数が変化しやすく、成長に伴い目の大きさも変わってきます。したがって、メガネだと変化した度数に合わせて再度作り直す必要があり、費用も時間もかかることに不便を感じる方も多いようです。
これに対し、コンタクトレンズは度数やベースカーブ(レンズの曲がり具合を表す数値)の変更が比較的容易なので、購入のたびに眼科で処方箋をもらえればそのときの目の状態に応じた適切なコンタクトレンズを処方してもらうことが可能です。また、度数の変化にすぐに対応できることから、無理に合わないメガネを使用することによる目のトラブル予防にも役立ちます。
中学生からコンタクトレンズを使い始めるデメリット
生活のQOLを向上させることができるコンタクトレンズですが、中学生が使用する際には次のようなデメリットもあります。
毎日のケアが必要になる
コンタクトレンズの中には2ウィークタイプやマンスリータイプなど、決められた期間中は専用の洗浄液でケアしながら使うタイプがありますが、このようなタイプのレンズを使用する場合は毎日のケアが必須になります。
仮に、中学生で初めてコンタクトレンズを使う場合、毎日のケアは手間に感じる場合が多いでしょう。
水中スポーツには向かない
コンタクトレンズは、水中スポーツをする際には使用できません。これは、レンズを装用したままプールに入ると、レンズが外れるリスクがあるのと、水中の塩素や雑菌によって目の炎症や感染症を招く恐れがあるためとされています。また、プールの水と涙では浸透圧が異なるため、コンタクトレンズが変形するリスクもあります。
例えば、学校で水泳の授業がある場合はコンタクトレンズを外さなければならないので、面倒に感じる場合があるかもしれません。
中学生からコンタクトレンズデビューするうえで大切なこと
ここまで、コンタクトレンズの年齢制限と中学生でコンタクトレンズデビューするメリット・デメリットを解説してきました。では、実際に中学生からコンタクトを使用する場合、どのようなことが重要になってくるのでしょうか?大切にしてほしいポイントは、次の2つです。
①コンタクトレンズが高度管理医療機器だと理解していること
1つ目は、コンタクトレンズが高度管理医療機器だと理解していることです。
高度管理医療機器とは、不具合が生じた場合に人体に対するリスクが非常に高い医療機器のことで、その操作や管理には専門的な知識が必要だとされています。
コンタクトレンズを使用する場合、最も懸念されているのがレンズを使用したことによる目の細菌感染です。コンタクトレンズを繰り返し使用する場合は専用の洗浄液でのケアが必要になりますが、ケアを怠ると保存ケースの中で細菌が繁殖し、それが原因で結膜炎などの目の炎症を引き起こす場合があります。しかも、最悪の場合は失明に至ることもあるので、適切な取り扱い・管理が必要です。
ゆえに、使い方を誤ると上記のような取り返しのつかないトラブルになるリスクがあることを、使用する本人が十分理解することが大切です。
②自分自身で着脱、ケア、管理ができること
2つ目は、最終的に自分自身でレンズの着脱・ケア・管理が問題なく行えるようになることです。
レンズの着脱は、基本的に一人で行わなければなりません。一人だと怖くてできないようでは、今後長期にわたってコンタクトレンズを使用していくのは難しいかもしれません。
もちろん、最初は保護者が付き添って正しい着脱のやり方を覚えていっても良いですが、最終的には自分でできるようになれるかどうかが重要です。
そして、上記で説明したレンズのケアも、親の力に頼らず最終的にはすべて自己責任で管理できるようになるのを目指すことが大切でしょう。
【親向け】子供がコンタクトレンズを使う際に行ってほしいサポート
さて、ここからは実際に中学生になった我が子が初めてコンタクトレンズを使用する際に、保護者の方にぜひ行ってほしいサポートについて解説していきます。
定期検診に連れて行く
コンタクトレンズを使い始めたら、必ず眼科の定期検診に連れていきましょう。
先ほども解説しましたが、コンタクトレンズは便利な一方、使い方を誤ると細菌感染を起こすリスクがあります。しかも、目のトラブルは初期症状に気づきにくいことも多いため、自覚症状が現れてからでは治療に時間がかかったり、しばらくコンタクトレンズが使えなくなってしまったりすることもあります。
また、度数などに変化があった場合も早急に対応しなければ視力低下を引き起こす場合もあるので、我が子の目を守るためにも眼科医に指定された定期検診は必ず行くようにしてください。
自宅でも子供の目の状態を確認する
上記のような眼科での定期検診と合わせて、日頃から家庭で目の様子を確認してあげることも大切です。
子供の目を確認して、充血や目やになど気になる症状があれば迷わず眼科に連れて行きましょう。また、目に違和感を覚えたら我慢せずすぐに伝えるよう子どもに指導することも必要です。
最初はレンズのつけ外しやケアを保護者と一緒に行う
先ほど、「最終的には自分一人でコンタクトレンズを取り扱えるようになることが大切」とお伝えしましたが、コンタクトレンズの扱いに慣れていない間は保護者の方もレンズのつけ外しやケアに立ち会い、きちんとできているか確認してあげることも大切です。
仮に、正しく扱えていない場合はその都度きちんと指導をし、気になることがあれば迷わず眼科医に相談すると良いでしょう。
レンズ購入の際も親が同行する
子供のコンタクトレンズ購入の際も、親が同行することが大切です。
近年では、ネットなどで簡単にコンタクトレンズを入手することができますが、自分に合うレンズを正しく購入しなければ正しい視力矯正効果は得られず、使い続けることでトラブルになるリスクがあります。
ゆえに、子供が正しくレンズを購入できているか、必ず保護者が確認してください。
また、購入に必要なレンズのデータは眼科で測定してもらうことができますが、こうした計測にも保護者は必ず同行し、子供と一緒にコンタクトレンズの正しい選び方や取り扱いについて指導を受けるようにしましょう。
コンタクトデビューする際のポイントは下記の記事でもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
中学生のコンタクトレンズデビューにおすすめなレンズはどんなもの?
それでは最後に、中学生になって初めてコンタクトレンズを使用する場合、どのようなものを選べば良いのか、ポイントを解説していきます。
おすすめはワンデータイプ
コンタクトレンズデビューにおすすめのタイプは、1日使い捨てのワンデータイプです。
前述したように、コンタクトレンズには洗浄液でケアしながら使うものもありますが、コンタクトレンズ初心者で、かつまだ子供の中学生が使用する場合は、ケアの手間のかからないワンデータイプが良いでしょう。
これを選ぶことで、手間をかけずに毎回清潔なレンズを使うことができるため、まずはレンズを使う日常に慣れるという意味でもワンデータイプを選ぶのをおすすめします。
おすすめの1dayタイプは下記の記事でもまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
ハードよりもソフトレンズを推奨
コンタクトレンズには、黒目よりひと回り小さい硬いタイプのレンズで乱視矯正力に優れた「ハードレンズ」と、黒目より一回り大きいサイズで装用しやすく、ずれにくい「ソフトレンズ」があります。
この両者も、コンタクトレンズ初心者の方がよく「どちらにしようか」と悩みがちですが、初心者には圧倒的にソフトレンズが向いています。
その理由として、ソフトレンズの圧倒的な装用感の良さと扱いやすさがあげられます。ハードレンズは、黒目を覆う面積が少ない分目への負担が少ないのが魅力ですが、ハードレンズは硬いプラスチック素材でできているため装用感はあまり良くないことが多いです。
しかも、慣れるのに1週間程度かかることと、基本的に2〜3年の長期使用タイプのものしかない点も含めて考えると、レンズを使うのが初めてで、かつケアも十分に行う自信がない中学生が使用するにはあまり向いていないといえるでしょう。
中学生のコンタクトレンズデビュー成功には正しい知識を持つことが重要
今回は、中学生がコンタクトレンズを使用するにあたって、年齢制限はあるのか、どのようなことに気をつければ良いのかなどの解説を行いました。
コンタクトレンズを使用する際、基本的に年齢制限はありませんが、レンズを使う本人が正しい知識を持っているか、そして正しく扱えるかどうかが重要になります。そして、保護者の方も我が子が正しくレンズを使用できているか確認し、定期的に眼科に検診に行くことを忘れないようにしてください。
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よくある質問
Q.コンタクトレンズは何歳から利用可能?
A.コンタクトレンズに年齢制限は設けられていませんが、使用する際は高度管理医療機器だということを理解し、かつ自分自身で着脱、ケア、管理ができることが大切です。
Q.子どもがコンタクトレンズを使う際に親ができるサポートは?
A.親ができるサポートとしては、下記の4点があげられます。
・定期検診に連れて行く
・家で子どもの目の状態を確認する
・レンズのつけ外しやケアを保護者が一緒に行う
・レンズの購入時に親も同行する
この記事を書いた人シルチカ探偵
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