【コンタクトのケア】こすり洗いのやり方とつけおきタイプのメリット・デメリット

2週間交換型コンタクトレンズ(2week)を安全かつ快適に使い続けるためには、毎日の正しいケアが不可欠です。本記事では、コンタクトレンズの二大ケア方法である「こすり洗いタイプ(MPS)」と「つけ置きタイプ(過酸化水素/ポビドンヨード)」について、それぞれの具体的な手順を解説します。
結論として、手軽さや費用を重視する方にはこすり洗いタイプが、高い洗浄力を重視する方にはつけ置きタイプがおすすめです。それぞれのメリット・デメリットを比較するとともに、目のトラブルにつながりかねないNGな手入れ方法も詳しく紹介します。この記事を読めば、ご自身に最適なケア方法を理解し、今日から実践できます。
目次
正しいコンタクトケア(こすり洗いタイプ)

2週間交換型コンタクトレンズ(2week)のケア方法には、レンズを指でこすり洗いする方法と、消毒液につけ置きする方法の2種類があります。このセクションでは、主にMPS(マルチパーパスソリューション)と呼ばれる洗浄液を用いる、こすり洗いタイプの正しいお手入れ方法を解説します。
MPSタイプは、1本で「洗浄」「すすぎ」「消毒」「保存」の4つの工程を完了できる点が特徴であり、手軽にケアをしたい方におすすめです。
レンズを外した後のケア手順
コンタクトレンズを安全に保つために、以下の手順でケアを行いましょう。
| ステップ | 手順 | 注意点 |
|---|---|---|
| ①手を洗う | レンズを触る前は、必ず石鹸で手のひら、指先、爪まで丁寧に洗いましょう。清潔なタオルで水気をしっかり拭き取ります。 | 手に付着した汚れや微生物がレンズに移るのを防ぐ、最も重要なステップです。 |
| ②こすり洗い | 外したレンズを手のひらに乗せ、MPS洗浄液を数滴垂らします。指の腹を使い、レンズ全体を優しく同一方向に往復させながらこすり洗いをします。 | 円を描くように「くるくると」こすると、レンズが破損する可能性があるため避けましょう。 |
| ③すすぎ洗い | こすり洗いが終わったら、レンズを指で軽くつまみ、再びMPS洗浄液をかけて残った汚れを十分にすすぎ落とします。 | すすぎ残しがあると、消毒効果が十分に得られない可能性があります。 |
| ④消毒・保存 | すすいだレンズをレンズケースに入れ、保存液(MPS)をレンズ全体が完全に浸るまで注ぎます。製品に記載されている規定時間(一般的に4時間以上)放置し、消毒します。 | 規定時間を守ることで、雑菌の繁殖を抑え、安全に装用できる状態が保たれるとされています。 |
レンズを外した後のケア手順
消毒・保存が完了したレンズを目に入れる前にも、以下の最終ステップを踏みましょう。
- <①手を洗う>
レンズを取り出す前にも、必ず手を洗い、清潔に保ちます。 - <②レンズをすすぐ>
レンズを目に入れる直前に、再度MPS洗浄液で軽くすすぎ、ケースから取り出した直後の状態からさらに清潔にします。 - <③レンズケースの手入れ>
レンズを装用したら、使用後のレンズケースを水道水でしっかりと洗い、自然乾燥させましょう。ケース内に水分が残っていると雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。
正しいコンタクトケア(つけ置きタイプ)

コンタクトレンズのケアには、消毒液にレンズを浸して汚れや細菌を落とすつけ置きタイプがあります。これは主に、過酸化水素製剤またはポビドンヨード製剤を使用して行われ、高い洗浄力が期待できます。
つけ置きタイプでは、コンタクトレンズをケースに入れ、中和剤(中和錠など)と消毒液を規定量入れて一定時間放置することでケアが完了します。中和が不完全な状態でレンズを装用すると、目の刺激につながる可能性があるため、製品ごとに定められた時間を厳守することが推奨されています。
ここでは、各製剤を用いたケアの手順を解説します。
レンズを外した後のケア手順
| ステップ | 過酸化水素製剤 | ポビドンヨード製剤 |
|---|---|---|
| ①レンズのセット | 手を清潔にしてから、専用ケースのカップにレンズを入れます。 | 汚れがひどい場合は予備洗浄し、専用ケースにレンズをセットします。 |
| ②消毒液・中和剤の投入 | 消毒液を専用ガイドラインまで注ぎ、中和錠(中和ディスク)を入れます。その後、液を攪拌します。 | 専用ケースの線まで「溶解・すすぎ液」を入れ、「消毒・中和錠」を投入します。 |
| ③放置(中和時間) | 6時間以上そのまま放置し、消毒と中和を完了させます。 | 4時間以上そのまま放置し、消毒と中和を完了させます。 |
レンズを装用する前の手順と注意点
| ステップ | 過酸化水素製剤 | ポビドンヨード製剤 |
|---|---|---|
| ①手を洗う(共通) | レンズを触る前には、必ず石鹸で手を洗い、清潔なタオルで拭き取ります。 | レンズを触る前には、必ず石鹸で手を洗い、清潔なタオルで拭き取ります。 |
| ②装用前の処置 | 中和完了後、ケースからレンズを取り出し装用します。※製品によっては、専用のすすぎ液ですすいでから装用することが推奨される場合があります。 | 新しい「溶解・すすぎ液」で手のひらに出したレンズをよくすすいでから装用します。 |
| ③ケースの手入れ | 消毒・中和後の液は捨て、専用カップを水道水でしっかりすすぎ、清潔な場所で自然乾燥させます。 | 使用後のレンズケースは、水道水で洗い、自然乾燥させます。 |
こすり洗いタイプとつけ置きタイプのメリット・デメリットを比較

コンタクトレンズの「こすり洗いタイプ(MPS)」と「つけ置きタイプ(過酸化水素/ポビドンヨード)」は、それぞれ異なる利点と欠点を持っています。結論として、手軽さや費用を重視する方にはこすり洗いタイプが、高い洗浄力と消毒効果を重視する方にはつけ置きタイプが、それぞれおすすめです。
両者の具体的なメリットとデメリットを比較し、ご自身に合うケア方法を選択するための参考にしてください。
こすり洗いタイプ(MPS)のメリット・デメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 手軽さ | 1本で4機能: 洗浄・すすぎ・消毒・保存をMPS 1本で完了でき、ケアが簡単です。複数の用品を用意する必要がなく、手軽さを求める方におすすめです。 | 消毒効果: 過酸化水素タイプに比べて消毒効果がやや弱い傾向があります。 |
| 洗浄 | カラコンに対応: カラーコンタクトレンズの洗浄にも問題なく使用できます。 | 手間: きちんとこすり洗いをしないと汚れが十分に落ちず、目のトラブルの原因となる可能性があります。 |
| 費用 | つけ置きタイプと比較して、比較的低価格な傾向があります。 | - |
つけ置きタイプ(過酸化水素/ポビドンヨード)のメリット・デメリット
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 洗浄力 | 非常に高い: レンズに付着した細菌の消毒はもちろん、タンパク質や脂質の汚れも効果的に落とすことが期待できます。 | 中和時間: 規定の中和時間が必要で、ケアに時間がかかります(過酸化水素タイプは6時間など)。急な装用には向かない点が欠点です。 |
| 安全性 | 手荒れがひどいなど、指でこすり洗いの製剤を使えない方でも使用できます。 | 誤用リスク: 消毒作用が強いため、中和が不十分なまま使用したり、誤った使い方をしたりすると、目への刺激が強くトラブルの元になる可能性があります。 |
| 費用 | - | MPSに比べて、一般的に高額なケースが多い傾向があります。 |
| カラコン | ポビドンヨードタイプは使用可能です。 | 過酸化水素タイプは使用不可: 過酸化水素タイプの製剤では、カラーコンタクトレンズの洗浄・消毒は行えません。 |
メリット・デメリット比較まとめ
こすり洗いタイプとつけ置きタイプのメリット・デメリットをまとめると以下のようになります。
| こすり洗い | つけ置き | |
|---|---|---|
| 手間 | 1本の製剤で完了するため手軽です。 | 中和時間が必要なため、手間がかかります。 |
| 洗浄力 | つけ置きタイプには劣りますが、こすり洗いで汚れを物理的に除去します。 | 非常に高い:細菌に加え、タンパク質や脂質汚れの除去が期待できます。 |
| 消毒効果の持続性 | 比較的優れているとされています。 | あまり持続しないとされています。 |
| 費用 | 低価格な傾向があります。 | MPSに比べて高額な傾向があります。 |
| カラコンの洗浄 | 問題なく洗浄可能です。 | 過酸化水素製剤は不可、ポビドンヨードタイプなら可能です。 |
2weekコンタクトレンズのこんな手入れはNG!

2週間交換型コンタクトレンズを安全に使用するためには、正しい手順の実行が不可欠です。以下に挙げるような誤った行動は、レンズの性能を低下させたり、重大な目のトラブル(感染症など)を引き起こしたりする可能性があります。
| NG行動 | 理由と目のリスク | 正しい対応(推奨) |
|---|---|---|
| 手を洗わずにレンズに触る | 手に付着した汚れや微生物がレンズに付着し、感染症やレンズ性能低下につながる恐れがあります。 | レンズの着脱やケアを行う際は、必ず石鹸で手を洗い、清潔なタオルで拭くことを徹底しましょう。 |
| こすり洗いをせずに保存液に浸すだけ | 保存液に浸すだけでは、付着したタンパク質や脂質などの汚れを十分に落とすことができません。 | MPSタイプを使用する場合は、面倒でも必ず指の腹で優しくこすり洗いを行いましょう。 |
| 水道水を使ってレンズを洗う | 水道水は滅菌されておらず、アカントアメーバなどの眼病の原因となる微生物を含んでいる可能性があります。また、レンズが変形する可能性もあります。 | レンズを洗う際は、必ず専用の洗浄液やすすぎ液を使用してください。 |
| レンズケースの手入れをしない | ケース内部で微生物が繁殖し、レンズに付着して眼病の原因となる可能性があります。また、同じケースを長く使い続けることも不衛生です。 | 使用後は水道水でよく洗い、自然乾燥させましょう。ケースは定期的に新しいものへ交換することが推奨されます。 |
| つけ置き用の消毒液でレンズをすすぐ/こする | 消毒液は作用が強いため、中和前の液でレンズをすすぐと目に強い刺激を与え、トラブルの元となる可能性があります。 | 装用前のすすぎには、必ずメーカーが指定する専用のすすぎ液を使用してください。 |
| 製品規定の中和時間を守らない | 中和が不十分な状態で装用すると、消毒成分が目に刺激を与えたり、細菌の消毒が不完全に終わったりする恐れがあります。 | 過酸化水素タイプは6時間以上、ポビドンヨードタイプは4時間以上など、取扱説明書で規定された時間を必ず守りましょう。 |
レンズの手入れは面倒臭がらずにしっかりやろう

2週間交換型コンタクトレンズ(2week)のお手入れは、毎日のことであるため、時に煩わしく感じられるかもしれません。しかし、コンタクトレンズケアの目的は、単にレンズを清潔に保つことだけではなく、ご自身の目を感染症や炎症から守るという極めて重要な役割を担っています。
正しいケア(こすり洗いまたはつけ置き)を怠ると、眼病につながる可能性があるため、決して手を抜かず、取扱説明書の手順に従ってしっかり行うことが推奨されます。
| ケアの重要性 | 正しいケアで得られること |
|---|---|
| 目の健康維持 | 細菌や微生物の付着を防ぎ、目の感染症やトラブルのリスクを軽減します。 |
| 快適な装用 | レンズの汚れ(タンパク質や脂質など)を取り除き、装用中の不快感や視界の曇りを防ぎます。 |
| レンズの寿命 | 正しい手入れは、レンズの性能を維持し、交換期限まで快適に使用し続けることにつながります。 |
2weekコンタクトレンズのお手入れが面倒くさいと感じた方は下記コラムもチェックしてみてください。
【2weekコンタクトのお手入れ】種類別解説やめんどくさい時の解決法よくある質問
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こすり洗いとつけ置き洗いでは、洗浄力が高いのはどちらですか?
つけ置き洗いの方が、洗浄力は高いとされています。特に過酸化水素製剤などは、タンパク質や脂質汚れの除去能力も高く期待できます。ただし、こすり洗いタイプも正しい手順で物理的にこすることで、十分な洗浄効果が期待できます。
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つけおき洗浄の中和時間中に、急遽レンズを装着したくなったときはどうすればいいですか?
中和を開始して規定時間以上経過していないレンズを装用するのは、目のトラブルの元となるので絶対にやめてください。どうしてもレンズを中和している最中に装用が必要になった場合は、新しいレンズを開封するか、メガネを使用するようにしてください。
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MPSタイプの洗浄液で、なぜこすり洗いが必要なのですか?
MPSタイプの洗浄液は、消毒効果に加えて洗浄効果も持ちますが、レンズ表面に付着したタンパク質や脂質などの汚れを物理的に除去するためには、こすり洗いが不可欠です。こすり洗いを行うことで、より確実に汚れを落とし、消毒効果を高めることが期待できます。
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レンズケースはどれくらいの頻度で交換するのが推奨されますか?
ソフトコンタクトレンズ(2weekを含む)のケースは、1.5ヶ月~3ヶ月に一度の交換が推奨されています。目には見えなくても、長期間使用することでケース内に雑菌が繁殖したり、汚れが蓄積したりする可能性があるためです。洗浄液を新しくするタイミングでケースも交換するのが、衛生的でおすすめです。

この記事を書いた人シルチカ探偵
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