処方箋不要でコンタクトレンズが買える?その理由とメリット・デメリットを解説!

この記事では、処方箋の基本的な意味から、なぜ処方箋なしで購入できるのか、その理由を客観的に解説します。また、処方箋不要で購入する際のメリット(手軽さ)とデメリット(目のリスク)、そして購入時の注意点を詳しくお伝えします。 ネット通販を安全に利用し、快適なコンタクトレンズ生活を続けるための最も重要なポイントは、定期的な眼科検診です。
目次
コンタクトレンズの「処方箋」とは?

コンタクトレンズの「処方箋」とは、一般的に「コンタクトレンズの装用指示書」を指します。この指示書には、購入すべき商品の種類や、目に合った正確なレンズデータ(度数、ベースカーブ、レンズ直径など)が記載されています。眼科での検査を受けた後、目の専門家である眼科医から受け取ることができます。
コンタクトレンズの処方箋(装用指示書)のもらい方や使い方に関して詳しくは下記コラムで解説しています。 【BC?DIA?】気になるコンタクトの専門用語を解説
初めて処方箋を目にする場合、「BC(ベースカーブ)」や「DIA(レンズ直径)」といった専門用語が多く、分かりにくいと感じるかもしれません。これらの専門用語については、必要に応じて以下の関連コラムもご参照ください。
【通販の場合】処方箋の要不要はサイトや商品によって違う
多くの通販サイトでは処方箋の提出を求められませんが、一部のサイトや特定の商品では提出が必要となるケースがあります。
処方箋が不要な場合、度数などのレンズデータは購入者自身で指定するのが一般的です。数値を間違えたり、左右のデータを逆に入力したりする可能性があるため、入力後は必ず内容を見直すようにしましょう。
通販サイトを利用する際は、商品ページや購入手続きの途中で、処方箋の要不要を事前に確認してください。
【実店舗の場合】基本的には処方箋を提出する
コンタクトレンズを販売する実店舗では、目の安全性を確保するため、基本的には処方箋(装用指示書)の提出を求められます。
処方箋があれば、店員がレンズデータを最終確認してくれるため、データ入力の間違いを心配する必要はありません。在庫がある場合は、その日のうちに商品を受け取れるのが一般的です。
薬局やドラッグストアの一部は処方箋(装用指示書)の代わりに自筆の同意書を提出する場合もあります。詳しくは下記コラムをご覧ください。 コンタクトレンズが買える薬局・ドラッグストア一覧と買い方(処方箋なし!)
処方箋なしでもコンタクトレンズが買えるのはなぜ?

処方箋の提出が不要な通販サイトを利用できるのは、コンタクトレンズの法的分類に関係しています。処方箋なしで購入できるからといって、危険性や違法性があるわけではありませんので、ご安心ください。
処方箋を提出する義務がない
コンタクトレンズは、医薬品ではなく「高度管理医療機器」に分類されています。これが、処方箋の提出義務がない主な理由です。
- <医薬品の場合>
医師の処方箋が必須であり、これなしに購入すれば法的な問題が生じる可能性があります。 - <高度管理医療機器の場合>
人体へのリスクが比較的高いものの、医薬品のように処方箋を提出する義務は法律上定められていません。そのため、販売店側で処方箋なしでの販売が可能です。
コンタクトレンズは、間違った使い方をすると健康被害につながる可能性があるため「高度管理医療機器」に分類されていますが、法的に処方箋の提出が必須ではないとされています。
処方箋を求められるのは店舗やメーカーの方針
通販サイトの中には、処方箋の提出を求める場合もあります。これは、法律で義務付けられているわけではなく、店舗やメーカー独自の安全対策・方針によるものです。
- <目的>
一度も眼科を受診したことがない方が、自己判断で不適切なコンタクトレンズを使用し、目のトラブルを招くことを防ぐためです。 - <背景>
眼科医の検査を受けずにコンタクトレンズを使い続けると、目の健康を損なうさまざまなトラブルにつながる可能性があります。そのため、利用者の目の健康を守る観点から、一部の販売店やメーカーは処方箋の提出を推奨しています。
処方箋不要でも定期検診を受けよう
目の状態は時間の経過とともに変化するため、三か月に一度を目安に眼科で定期検診を受けることが推奨されます。
目の病気やトラブルを早期に発見できる可能性が高まり、常に目に合った適切なレンズデータで装用し続けることができます。目の健康を守るうえで、定期的な検査は非常に大切です。
2回目以降のコンタクトレンズを買う方法については、以下のコラムを参考にしてください。 2回目以降のコンタクトの買い方 再検査や処方箋は必要?
初めてコンタクトレンズを使うなら眼科に行こう
コンタクトレンズデビューをする方は、処方箋不要のサイトを利用する前に、必ず眼科を受診してください。
コンタクトレンズは多種多様であり、個人の目の状態(度数やベースカーブなど)によって最適な商品が異なります。自分に合った商品を正しく使うことで、その効果を最大限に発揮できます。まずは、目の専門家である眼科医に相談し、適切なレンズデータを確認することが推奨されます。
処方箋不要のコンタクトレンズのメリット

処方箋なしでコンタクトレンズを購入できる通販サイトを利用することには、主に以下の3つの大きなメリットがあります。忙しい方や、近隣に店舗がない方にとって、非常におすすめできる点です。
時間をかけずにさっと購入できる
処方箋不要の通販サイトを利用することで、眼科を受診する手間や時間を省き、スムーズに購入手続きを完了できます。
- <受診の手間がない>
忙しい方にとって、予約を取る手間や、待ち時間が発生する眼科受診のステップを省略できるのは大きな利点です。 - <在庫切れのリスクが低い>
実店舗と異なり、通販サイトは大規模な倉庫で在庫を管理しているため、希望の製品が在庫切れとなる心配が少ないです。 - <時間の効率化>
仕事や学業で忙しい方でも、自宅や外出先から時間をかけずに必要なコンタクトレンズを注文できます。
好きな場所で購入できる
処方箋が不要なため、地理的な制約を受けずに、ご自身の都合の良い場所からコンタクトレンズを購入できます。
- <購入場所の自由>
近くに実店舗がない、または希望のブランドを取り扱っている店舗がない方にとって、大きなおすすめポイントです。 - <価格の比較が容易>
複数の通販サイトの価格やキャンペーンを簡単に比較できるため、コストパフォーマンスに優れた方法でコンタクトレンズを利用できます。
定期購入を利用できる
処方箋の提出義務がないことで、多くの通販サイトが提供している定期購入サービスを利用しやすくなります。
- <在庫切れの防止>
毎回注文する手間なく、自動的にコンタクトレンズが自宅に届くため、「うっかり切らしてしまった」という事態を防げます。 - <費用面での優遇>
多くのサイトでは、定期購入サービスを利用することで割引が適用されるなど、お得に利用できるメリットも期待できます。
処方箋不要のコンタクトレンズのデメリット

処方箋なしでコンタクトレンズを購入できる利便性がある一方で、目の健康と安全性に関するいくつかのデメリットや注意点もあります。
定期検診を受けなくなる恐れがある
処方箋の提出が義務付けられていないことで、ユーザー自身が意識しない限り、眼科の定期検診を怠ってしまうというリスクがあります。
- <目のトラブルを見逃す>
目の検査を受けずにいると、自覚症状のない目の病気や、レンズが合わなくなったことによるトラブルに気づかないまま、不適切なレンズを装用し続けてしまう可能性があります。 - <健康への影響>
トラブルの結果、目の病気が悪化したり、視力が低下したりする可能性があります。 - <対策の推奨>
処方箋不要のサイトを利用する場合でも、目の健康を維持するため、定期的な眼科受診を強く意識することが推奨されます。
レンズデータを間違える恐れがある
処方箋の提出がない場合、レンズデータの最終確認は購入者自身に委ねられます。
- <ミスのリスク>
急いでいるときや、数値の見間違いなどによって、度数やベースカーブといったレンズデータを誤って入力してしまう可能性があります。 - <合わないレンズの装用>
入力ミスに気づかず、自分に合わないレンズを使い続けてしまうと、眼精疲労や目のトラブルの原因になる可能性があります。 - <対策の推奨>
処方箋不要のサイトを利用する際は、注文前にレンズデータ(特に左右の度数)の見直しを徹底することが推奨されます。
コンタクトレンズの試着ができない
通販サイトでは、基本的にコンタクトレンズを試着することができません。
- <装用感の確認が困難>
特に新しいブランドや種類のレンズを試す際、実際の装用感や見え方を確認できないまま購入することになります。 - <対策の推奨>
お試しで使いたい商品がある場合は、眼科医に相談したうえで、試着や検査が可能な実店舗を探すことがおすすめされます。
処方箋なしで買えるショップ

実店舗でコンタクトレンズを購入する場合、安全性の観点から処方箋の提出を求められるケースがほとんどです。しかし、ECサイト(ネット通販)を利用すれば、処方箋なしで手軽にコンタクトレンズを購入できるショップが多く存在します。
ここでは、ご自身のレンズデータを正しく把握し、目の安全性を理解したうえで購入を検討している方へ、処方箋なしで利用できるおすすめのECサイトを3つ紹介します。
レンズモード

レンズモードは、日本国内で460万名のユーザーが利用しているコンタクトレンズのECサイトです。国内製品はもちろん、海外製品のコンタクトレンズを取り扱っており、さまざまな目の悩みに合う最適なコンタクトレンズが見つかります。
またレンズモードはインターネットサイトだけでなく、アプリを通じて簡単にコンタクトレンズを購入できるのが魅力です。さらに定期購入にも対応しており、お得なクーポンも発行されているため、お得にコンタクトレンズを購入したい方におすすめします。
| レンズモードの特徴 | |
|---|---|
| 運営会社 | LENS MODE PTE,LTD.(シンガポール) |
| 設立年 | 2003年2月 |
| 取扱商品 | ・1day ・2week ・1month ・カラコン |
| サービスの特徴 | ・会員登録あり ・ポイント付与あり ・クーポン発行あり |
アットコンタクト

アットコンタクトは、提供する商品がすべて国内正規流通品であり、高品質サービスが魅力のECサイトです。激安価格で豊富なコンタクトレンズを販売しているのが特徴で、自身に合わないコンタクトレンズに限り全額返金キャンペーンを利用できます。
また、運営会社も国内企業であるため、安心して任せられるのが魅力です。サポートもすべて国内スタッフが実施するため、ECサイトの利用が不安な方も気軽に購入できます。
| アットコンタクトの特徴 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社カズマ(日本) |
| 設立年 | 2002年1月 |
| 取扱商品 | ・1day ・2week ・1month ・カラコン |
| サービスの特徴 | ・会員登録あり ・ポイント付与あり ・クーポン発行あり ・お試し返金キャンペーンあり |
シグマコンタクト

シグマコンタクトは、シンプルなサイト構成が使いやすいECサイトです。気になる製品をすぐに見つけられることはもちろん、豊富なメーカーから自由にコンタクトレンズを探し出せます。
また、1万円以上の購入に限り送料無料のサービスを適用されるのが魅力です。有名コンタクトレンズメーカーの製品が取り扱われており、欠品状況もすぐに把握できるため、ECサイトの利用方法がわからない方も安心して購入できます。
| シグマコンタクトの特徴 | |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ストレッチ(日本) |
| 設立年 | 2005年3月 |
| 取扱商品 | ・1day ・2week ・1month ・カラコン |
| サービスの特徴 | ・会員登録あり ・1万円以上の購入で送料無料 |
処方箋なしで買えるコンタクトレンズ
ECサイトなどで処方箋なしで購入できる製品の中から、特に人気があり、機能性に優れたコンタクトレンズを種類別に紹介します。
各製品の特徴やメリットを参考に、ご自身の目の状態やニーズに合った商品を見つける際の参考にしてください。
1day(ワンデー)タイプ
2week(ツーウィーク)タイプ
カラコン
コンタクトレンズを処方箋なしで買う注意点

ご自身のレンズデータや目の状態を正確に把握している場合は、処方箋なしの購入は便利です。しかし、目の状態がわからないまま購入を検討するのは、目の安全性の観点から推奨できません。安全にコンタクトレンズを購入し、目の健康を守るために、処方箋なしで購入する際の注意点をまとめました。
眼精疲労を発症する場合がある
自分の正確な視力や必要な度数を知らないままコンタクトレンズを購入し装用すると、ピントが合わずに目が過度に疲労し、眼精疲労を発症しやすくなる可能性があります。
- <症状の悪化>
眼精疲労は、目を酷使しすぎたことによる疲れで、度数が合わないレンズを使用し続けると、頭痛やストレスを伴う可能性があります。 - <対策の推奨>
度数が合わないレンズを避けるためにも、まずは眼科で検診を受け、自身の視力を確認することが推奨されます。
体調が悪くなる場合がある
度数やベースカーブが目に合わないコンタクトレンズを装用し続けると、視界がゆがんだり、目が痛くなったりする可能性があります。
- <深刻な症状>
これらの症状が悪化すると、最終的には船酔いのような気分不良や吐き気を催してしまうケースも懸念されます。 - <視力への影響>
不適切な度数のレンズを長期的に装用し続けると、かえって視力が低下しやすくなるとも言われています。目の健康状態を維持するためにも、必ず度数の合うコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。
装用してもすぐに外れてしまう
レンズのベースカーブ(BC)や直径(DIA)が自分の目のカーブやサイズに合っていない場合、装用してもすぐに外れてしまうことがあります。
- <原因>
サイズが合わないことで、レンズと目の間に空気が入りやすくなるためです。 - <経済的な損失>
コンタクトレンズは安価な買い物ではないため、サイズが合わないと、購入した製品を処分しなければならず、費用が無駄になってしまいます。 - <対策の推奨>
お金を無駄にしないためにも、ご自身のベースカーブや瞳のサイズを理解したうえで、コンタクトレンズを購入することが推奨されます。
目の安全性についての意識が低下してしまう
処方箋なしでの購入を続けると、眼科での定期検診の機会が減り、目の病気の早期発見が遅れる可能性があります。
- <病気の見逃し>
目の検診では、コンタクトレンズの度数チェックだけでなく、目の健康状態もチェックしています。加齢や外的要因によって目に発生する可能性のある問題に、自分で気づけない場合があります。 - <視力の変化の見逃し>
長期的に処方箋なしで購入していると、視力の変化に気づかないまま、合わない度数のレンズを使い続け、さらに視力が低下してしまう可能性もあるため、定期的な目の検診を受けることで安全意識を維持することが推奨されます。
コンタクトレンズの処方箋が不要な場合でも定期検診を受けよう

処方箋なしでコンタクトレンズを購入できるECサイトの存在は、時間や場所を選ばず手軽に購入できる大きなメリットをもたらします。これは、コンタクトレンズが医薬品ではなく「高度管理医療機器」に分類されており、法的に処方箋の提出が義務付けられていないためです。
| メリット(利便性) | デメリット(リスク) |
|---|---|
| 時間や手間をかけずに購入できる | 定期検診を受けなくなる可能性がある |
| 好きな場所からいつでも注文できる | レンズデータの入力ミスが生じる可能性がある |
| 定期購入サービスを利用しやすい | 不適切なレンズで眼精疲労などを招く可能性がある |
快適なコンタクトレンズ生活を維持し、目の病気やトラブルを未然に防ぐためには、処方箋の要不要にかかわらず、眼科での定期検診を欠かさずに受けることが強く推奨されます。ご自身のレンズデータを正確に把握し、目の専門家によるアドバイスを受けることが、安全性の確保につながります。
よくある質問
-
処方箋なしでもコンタクトレンズを買える場合があるのはなぜですか?
コンタクトレンズは医薬品ではなく高度管理医療機器に分類されるためです。法律(薬機法)上、購入時に処方箋(装用指示書)の提出が義務付けられていないため、処方箋なしでも販売できるサイトが存在します。
-
処方箋不要のサイトを使ってコンタクトレンズを購入するメリットは?
主なメリットは、以下の3点です。
- 時間をかけずにさっと購入できる
- 好きな場所から購入できる
- 定期購入を利用しやすい
-
処方箋なしで購入する際、初めてコンタクトレンズを使う人はどうすればいいですか?
初めてコンタクトレンズを使う方は、必ず眼科を受診することが強く推奨されます。眼科では、正確な目の状態や、ご自身の目に合ったベースカーブ(BC)や度数を測定し、安全な装用方法の指導を受けられます。自己判断で選ぶと、目に合わないレンズでトラブルを起こす可能性があるためです。
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処方箋なしで自己判断した場合、どんな目のトラブルが起こる可能性がありますか?
目の状態やレンズデータが合っていない場合、眼精疲労(頭痛を伴う可能性)、体調不良(視界のゆがみによる吐き気など)、角膜の傷や目の病気(自覚症状がない場合も含む)などが起こる可能性があります。

この記事を書いた人シルチカ探偵
SILCHIKAはコンタクトレンズの価格、送料、ショップ特徴など気になる情報を公平、且つ、中立的な立場でお届けしています。
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