【40代以上の方へ】コンタクトレンズに年齢の限界ってあるの?やめた方がいいタイミングとは?
「メガネのように湯気で曇ることがないし、視野も広いから便利!」そんな理由から、コンタクトを長年愛用している方も大勢いらっしゃると思います。
でも、「コンタクトって何歳まで使えるんだろう?」という疑問が浮かびませんか?
こんな疑問を解消するために、コンタクトが使えなくなる原因について見ていきましょう。
目次
コンタクトレンズは何歳まで使える?
結論として、コンタクトの装用に年齢制限はありません。
高齢だから利用できないということはありませんし、何歳までも使うことが可能です。ただし、コンタクトは高度管理医療機器であり、レンズのケアや管理を自身で行わなければならないこと注意してください。
コンタクトのケアを怠ると、年齢を問わず眼障害を発症しやすくなるほか、高齢であるほどトラブルを発症しやすくなることに注意が必要になるでしょう。もちろんルールを守って使用すれば安全ですので、購入前に正しいルールを理解しておくことをおすすめします。もしコンタクトのケアについて知りたいのなら以下の記事をチェックしてみてください。
コンタクトデビューは10代が多い
自力で管理することが難しい小学生のうちは、メガネを使用するケースがほとんど。一般的には、中学生や高校生でコンタクトデビューする人が多いそうです。 運動部に入ってメガネを不便に感じた、おしゃれを気にするようになった、という理由からです。
中学生のコンタクトに関してはこちらのコラムで詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
40・50・60代でコンタクトデビューする理由
最近は、40・50・60代でコンタクトデビューする人が大勢いると言われています。例えば、次の理由でコンタクトデビューしている人がいるようです。
- ・メガネをかけ外しする手間を省ける
- ・メガネの重さに悩まされなくなる
- ・運動しやすい
- ・遠視・近視のピント調整がしやすい(老眼鏡の場合)
普段メガネをかけて過ごす人もいますが、激しい運動ができなかったり、メガネのかけ外しが面倒だったりと、使いづらさを感じている人もいるようです。対して、コンタクトは目に直接装用するため、運動してもレンズがズレません。またメガネをかけ外しする必要がないので、メガネを所有することに手間を感じている人がコンタクトデビューをしていると言われています。
また40代以降になり、老眼に悩まされている人もいるでしょう。最近では老眼の人向けの「遠近両用コンタクト」が普及するようになりました。遠近両用コンタクトは近視矯正・遠視矯正がどちらも入っているので、老眼の人が使いやすいコンタクトです。遠視・近視がグラデーション状になっているため、矯正レンズが上下に分かれた老眼鏡よりもピント調整が簡単だと言われています。
もし老眼にお悩みなら、以下の記事をチェックしてみてください。おすすめの遠近両用コンタクトレンズを紹介しています。
コンタクトレンズのやめどき①眼病に罹患したとき
コンタクトレンズに年齢制限はありませんが、目の不調によってやめる必要が出てくる場合があると言われています。
目の不調は高齢になるほど発症しやすく、コンタクトの装用で悪化するケースがあるそうです。コンタクトのやめどきを判断したい人向けに、やめるきっかけになる2つの眼病をまとめました。
慢性結膜炎
慢性結膜炎は、白目やまぶたの裏側を覆っている「結膜」に、慢性的な炎症が起きる眼病のことです。アレルギー反応や細菌感染によって起きる病気であり、次のような症状が現れやすいと言われています。
- ・かゆみ
- ・目やに
- ・充血
- ・目の痛み
原因はさまざまですが、加齢による免疫力の低下・涙の量の減少などから発症する場合も。慢性結膜炎になってもコンタクトをつけていると、粘膜がこすれて炎症が悪化する恐れがあります。結果として、さらに目がかゆくなったり目やにが増えたりと、コンタクトを装用できない状態になり、やめどきを検討しなければなりません。
白内障
白内障は、加齢が原因で水晶体が濁り、視力が低下してしまう眼病のことです。
40歳を超えて視力が低下した人に起きやすい病気であり、視界が白く濁って見えると言われています。また日本眼科学会の調査によると、80代を迎えると、必ず白内障を発症するそうです。
ちなみに白内障がコンタクトのやめどきとなるのは、痛みや充血などが現れるからではありません。白内障手術を受けて人工眼内レンズを入れて、視力が回復しやすくなるからだそうです。中には、逆に視力が上がることで、コンタクトが不要になる場合もあるため、白内障を放置せず、すぐに眼科に相談することをおすすめします。
中には白内障手術のおかげで、以前よりも目が見えるようになったという人もいるそうですよ。
コンタクトレンズのやめどき②加齢によって眼の機能が低下したとき
コンタクトレンズは、加齢の影響で目の機能が低下してきたタイミングがやめどきになる人もいるそうです。
目の機能が低下すると、装用時に目が乾燥しやすかったり不快感があったりと、今までのように使いづらくなると言われています。やめどきになる項目を4つまとめました。
涙の量が減る
皮膚や髪の毛と同じように、年を重ねると目も乾燥しやすくなります。具体的には、涙の分泌量だけでなく、涙の成分である油分も減ってしまうそうです。
目が乾燥した状態でコンタクトをつけると、ごろごろとした異物感を感じますよね。ドライアイになっても無理に装着すると、目の表面に傷がついてしまう恐れがあります。そのため、コンタクトをつけなくなってしまう人が多いそうです。
角膜内皮細胞が減る
「角膜内皮細胞」とは、角膜の細胞の一種。いくつかの層が重なっている角膜の中で、一番内側にある細胞が角膜内皮細胞です。新陳代謝を行い、角膜の透明度を保つ役割があるそうです。
ただし、加齢によって角膜内皮細胞は減ってしまい、一度減ったら増えないとのことです。減少し続けると白内障手術を受けられなくなる可能性があり、細胞の数によってはコンタクト着用を禁じられてしまう場合があるので、注意が必要です。
ピント調節機能が低下する(老眼)
ピント調節機能が衰えてしまう老眼は、40歳頃を目安に進行します。老眼になってしまうと、近視用のコンタクトだけでは近くの物がはっきり見えません。そのため、コンタクトからメガネに切り替える人が増えるそうです。
ただ選択肢として、遠近両用コンタクトレンズに変更するという手もあります。「コンタクトレンズのほうが使い慣れている」「メガネをかけると生活が不便になる」とお悩みなら、自身の目に合うコンタクトレンズ製品を探してみるのが良いでしょう。
コンタクトを長く使い続けるには?
では、いつまでもコンタクトを使うためにはどうすればよいのでしょうか?
結論からいうと、目の健康を保つことが重要!具体的な方法を見ていきましょう。
眼科に定期的に行く
面倒に感じてしまうかもしれませんが、自分の目に合うコンタクトを見つけるために、眼科の定期検診に行くようにしましょう。例えば、BC(ベースカーブ)・度数・素材など、自分の目に最適なコンタクトを選ぶことが重要だと言われています。
またコンタクト製品を購入するときも、レンズデータに合う製品か、目的の機能が搭載されたコンタクトかどうか、しっかりとパッケージを確認しましょう。自分の目に合わないコンタクトを装用し続けると、目に負担がかかってしまい、コンタクトが使えなくなってしまう恐れがあるため、眼病予防として購入時にチェックしてみてください。
さらに定期検診を受ければ、眼病の早期発見にもつながります。症状が軽いときに発見できれば、簡単な治療・対策だけで問題を解決できるかもしれません。
使うタイミングを見直す
コンタクトを長く使い続けたいのなら、装用するタイミングを見直すことが重要だそうです。中には1日中装用している人もいるので、目の負担を減らすために次の項目を見直してみてください。
- ・朝起きてすぐはメガネで過ごし、出かけるタイミングでコンタクトを装用する
- ・帰宅したらコンタクトを外してメガネで過ごす
- ・休日の外出しない日はメガネで過ごす
- ・仕事で残業が長引きそうな日はメガネを持ち歩く
上記の対策を実施すれば、コンタクトの装用時間を短くできます。1日中つけっぱなしだと目に負担がかかり、視力低下や眼病が加速するのが特徴です。
最近のコンタクトは、目のことを考えて潤いや酸素透過率に優れた製品も増えていますが、裸眼と比較するとどうしても目に負担がかかってしまいます。目の健康を守り長くコンタクトが使えるように、長く使いすぎない工夫を考えてみてください。
ワンデータイプを選ぶ
目の健康を保つためには、使い捨てできるワンデータイプがおすすめです。
ワンデータイプは、特に衛生面で優れています。2weekや1monthタイプで必要となるレンズケアの必要がありませんし、使い捨てできるため使用期限に気を付ける必要もありません。
ケアを忘れがちな人、使用期限の確認を怠ってしまう人がコンタクトを装用すると、思わぬトラブルが起きるおそれもあるため、最初から使い捨てできるワンデータイプを選ぶことで、目の健康を維持しやすくなります。使いたいときだけ使えることも含め、メガネと組み合わせやすいコンタクトだと言えるでしょう。
40代以降の方ができる視力矯正方法
40・50・60代で目が悪くなり、視力矯正をしたいと検討している人も多いでしょう。
最後に、おすすめの視力矯正方法を紹介します。また、高齢のリスクになりやすい対策も紹介しているので、自身に最適な視力矯正方法を検討してみてください。
おすすめは遠近両用メガネ・老眼鏡・コンタクト
視力が低下しているのなら、遠近両用メガネや老眼鏡、コンタクトを利用するのがおすすめです。
まず遠近両用メガネや老眼鏡なら、老眼を発症している人でもクリアな視界を得られます。レンズに遠視矯正・近視矯正が施されているため、近くと遠くがはっきり見えるのが魅力です。
次に、普段から運動をする人やメガネの着用が面倒だと感じている人にはコンタクトレンズをおすすめします。近視用・遠視用はもちろん、遠近両用コンタクトも販売されており、さらには乱視対応の製品も購入できるのが特徴です。製品の種類も豊富であり、激しい運動をしてもズレないため、40代以降でもストレスなく運動に取り組めると言われています。
ICL・レーシックはリスクに注意
40代を迎えて目が悪くなったけれど、裸眼のまま過ごすために「ICL」「レーシック」といった治療を受けて視力を回復したい方もいるでしょう。しかし、2つの治療方法には次のリスクがあると言われています。
- ・低確率で眼内炎といった合併症のリスクがある
- ・一度削ると元に戻せない(レーシックの場合)
- ・手術後にまた視力が落ちる恐れがある
- ・ドライアイになりやすい人もいる
ICLやレーシックの治療を受ければ、視力が回復するほか裸眼のまま過ごせるそうです。一方で、手術によるリスクが複数あることに注意しなければなりません。もし40代で視力矯正を検討しているのなら、メガネやコンタクトといった矯正器具の利用とICL・レーシックといった手術のうち、どちらの対策が最適なのか検討することをおすすめします。
目を健康に保っていつまでも快適なコンタクト生活を!
コンタクトの装着には、年齢制限がないことがわかりましたね。長く使い続けるためにも、正しく使用して目を健康に保ちましょう。
老眼でお悩みなら、まず眼科の検診を受けてみてください。処方箋を確認し、自分に合った遠近両用コンタクトを試しましょう!
シルチカなら、最安値ショップをランキング順に表示できるので、お得に遠近両用コンタクトを使用できます。お気に入りのショップを見つけてみてください!
よくある質問
Q. コンタクトレンズは何歳まで使える?
A. 何歳まででも使用可能です。40代50代になってから、初めてコンタクトレンズを使う方もたくさんいらっしゃいます。ただし、コンタクトは高度管理医療機器だということを理解し、ケアや管理を自分でする必要があります。
Q. コンタクトを長く使い続けるには?
A. 下記の点に注意して使用する事で、より長く使い続けられる可能性が高まります。
・眼科に定期的に行く
・使うタイミングを見直す
・ワンデータイプを選ぶ

この記事を書いた人シルチカ探偵
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