【比較】プレシジョンワンとトータルワンの違いについて
アルコンが販売しているワンデータイプのコンタクトレンズは、「プレシジョンワン」と「トータルワン」の2種類があります。
「プレシジョンワンとトータルワンって似てない?」「どんな違いがあってどう選べばいいんだろう…」 このような疑問や不安がある方に向けて、それぞれの商品の違いについてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてください。
1.「プレシジョンワン」と「トータルワン」ってどんな商品?
2.「プレシジョンワン」と「トータルワン」の共通点
3.「プレシジョンワン」と「トータルワン」の違い
4.「プレシジョンワン」と「トータルワン」はどちらがおすすめ?
5.「プレシジョンワン」・「トータルワン」を購入するならシルチカ
6.よくある質問
「プレシジョンワン」と「トータルワン」ってどんな商品?
まずは、それぞれどのような商品なのか、確認していきましょう。
プレジションワン
「プレシジョンワン」は、トータルワンの技術を活かしたコンタクトレンズです。
品質だけでなく価格も重視した、バランスの良い商品だそうです。
「スマートサーフェステクノロジー」という独自技術で、うるおいが長く続くという特徴があります。
トータルワン
一方、「トータルワン」は、高い酸素透過率を誇るハイスペックなコンタクトレンズです。
角膜に酸素を十分届けることで、酸素不足による目の充血などのトラブルを防いでくれる、とのこと。
また、独自技術の「スマーティアーズテクノロジー」が、涙の蒸発を防いでうるおいを保つそうです。
トータルワンの詳しい情報は、以下のコラムでお伝えしていますので、こちらもチェックしてみてください。
参考:日本アルコン、新世代1日使い捨てコンタクトレンズ「プレシジョン ワン®」3月5日に発売 | 日本アルコン株式会社
スペック表
商品名 | プレシジョン ワン | トータルワン |
---|---|---|
枚数 | 30枚 | 30枚 |
内容量 | 片眼1ヶ月分 | 片眼1ヶ月分 |
タイプ | 近視/遠視 | 近視/遠視 |
ベースカーブ | 8.3mm/8.7mm | 8.5mm/8.8mm |
直径 | 14.2mm | 14.1mm |
含水率 | 51% | 33% |
Dk/t値(酸素透過率) | 100 | 156 |
素材グループ | Ⅱ | Ⅰ |
「プレシジョンワン」と「トータルワン」の共通点
「プレシジョンワン」と「トータルワン」には、いくつか共通点があります。先ほどお伝えしたように、プレシジョンワンはトータルワンの技術を活かした商品だからです。
まずは、それぞれの違いについて見ていく前に、共通点からチェックしてみましょう。
独自の構造で快適なつけ心地
2つの商品は、レンズ表面の部分とレンズコア部分の含水率が異なる、という独自の構造が共通しています。
レンズ表面は目やまぶたに触れるため、うるおいたっぷりにすることで目の摩擦を低減しているそう。
一方、レンズコア部分は水分が少ないので、適度な硬さを保ってくれるそうです。
そのため、装用時に形が崩れ、手間取ってしまう心配が少ないでしょう。
装用中だけでなく、装用前の取り扱いやすさにもこだわった、つけ心地が快適なコンタクトレンズです。
角膜に酸素をたっぷり届ける
「プレシジョンワン」と「トータルワン」は、どちらも酸素透過性に優れたコンタクトレンズです。
角膜に酸素をたっぷりと届け、目の健康をサポートしてくれます。
角膜が酸素不足になると、目の充血や眼病などのトラブルが発生するおそれが。
そのため、酸素透過性に優れたコンタクトレンズを使うことは、目の健康を守ることにも繋がるそうです。
「プレシジョンワン」と「トータルワン」の違い
では、「プレシジョンワン」と「トータルワン」の違いについて、お伝えしていきます。
含水率の違い
レンズ表面の含水率は、どちらの商品も80%以上とうるおいたっぷりで、快適なつけ心地を感じることができるでしょう。
しかし、レンズコアの含水率を比較すると、プレシジョンワンは51%、トータルワンは33%と、18%の違いがあります。
一般的には、コンタクトレンズの含水率が高いほど、目の乾きを感じやすいといわれています。
そのため、含水率だけで考えると、うるおいをキープしやすいのはトータルワン、ということになります。
参考:コンタクトレンズの含水率とは?含水率が高い・低いとは | アキュビュー® 【公式】
酸素透過率の違い
プレシジョンワンの酸素透過率は「100」、トータルワンの酸素透過率は「156」と、違いがあります。つまり、より酸素を角膜まで届けてくれるのは、トータルワンです。
プレシジョンワンも従来の商品と比べると、酸素透過性に優れたコンタクトレンズです。
トータルワンと同じく、プレシジョンワンも、酸素不足による角膜のトラブルを防ぐ効果が期待できるでしょう。
費用の違い
コンタクトレンズには定価がないものの、多くの通販サイトを見てみると、トータルワンよりもプレシジョンワンの方が安い、という場合がほとんどです。
先ほどお伝えしたように、酸素透過率のスペックとしては、トータルワンの方が優れています。
その分素材も異なることで、製造コストに違いが出ているのかもしれません。
ベースカーブの違い
ベースカーブは、プレシジョンワンが「8.3/8.7」、トータルワンは「8.5/8.8」と、違いがあります。 ベースカーブに関しては、特定の数値が優れている、というわけではありません。
適切でないベースカーブのコンタクトレンズを使うことで、ゴロゴロとした違和感を覚えたり、目が充血したりしてしまうそうです。
このようなトラブルを防止するためにも、自分の目に合ったベースカーブの商品を選びましょう。
ラインナップの違い
プレシジョンワンは、近視用・遠視用以外にも、「乱視用」を販売しています。一方、トータルワンは、近視用・遠視用以外に「遠近両用」を取り扱っているという違いがあります。
遠近両用コンタクトレンズとは、老眼の方向けの商品です。普通のレンズとは仕組みが違うので、老眼の方でも快適な視界になるそうです。詳しくは、以下のコラムを参考にしてください。
紫外線カット機能の有無
プレシジョンワンは紫外線カット機能がありますが、トータルワンにはありません。プレシジョンワンは、目に届く紫外線の量を減らしてくれるコンタクトレンズです。
目の紫外線対策といえば、サングラスを思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、サングラスによっては、レンズと顔の間に生じたすき間から、紫外線が入ってしまうことがあるそうです。
vコンタクトレンズなら、目とレンズの隙間がほぼないため、より紫外線から目を守ることができます。
目に紫外線を浴び続けると、目の充血や痛みなどの症状に繋がることも。気になる人は、紫外線カット機能のあるコンタクトレンズを使い、対策しましょう。
参考:サングラスとUVカットコンタクトレンズでは、紫外線対策の点で、どんな違いがありますか?|瞳のギモン|アキュビュー® 【公式】
違いのまとめ
最後に、ご紹介した「プレシジョンワン」と「トータルワン」の違いを、表にしてまとめます。ぜひ参考にしてください。
プレシジョンワン | トータルワン | |
---|---|---|
含水率(レンズコア) | 51% | 33% |
酸素透過率 | 100 | 156 |
コスパ | 〇 | △ |
ベースカーブ | 8.3/8.7 | 8.5/8.8 |
乱視用 | 有り | 無し |
遠近両用 | 無し | 有り |
紫外線カット機能 | 有り | 無し |
「プレシジョンワン」と「トータルワン」はどちらがおすすめ?
「プレシジョンワン」と「トータルワン」には、さまざまな違いがあると分かりました。どちらの商品が合っているかは、その人の生活スタイルや目の状態によって、異なります。それぞれ、おすすめの人をお伝えしますので、参考にしてください。
「プレシジョンワン」がおすすめの人
「プレシジョンワン」は、以下のような人におすすめです。
- ・酸素透過率の高い商品をコスパ良く使いたい人
- ・乱視でお悩みの人
- ・紫外線を浴びる機会が多い・紫外線対策をしたい人
プレシジョンワンは、他の酸素透過性に優れた商品と比較すると、価格が低めに設定されていることが多いです。そのため、酸素透過率が高い他のコンタクトレンズよりも、コスパ良く使うことができます。
また、プレシジョンワンには乱視用のラインナップがあります。自分に合った乱視用のコンタクトレンズが見つかっていない方は、ぜひプレシジョンワンをお試しください。
紫外線カット機能があることから、紫外線を浴びる機会が多い人や、紫外線対策をしたい人におすすめです。
レンズに配合された紫外線吸収剤が、しっかりと目の健康をサポートしてくれるでしょう。
「トータルワン」がおすすめの人
「トータルワン」は、以下のような人におすすめです。
- ・とにかく酸素透過率の高い商品を使いたい人
- ・老眼でお悩みの人
- ・シンプルな成分だけのレンズが良い・外に出る機会がない人
トータルワンは、コンタクトレンズ全体の中でも、トップクラスの酸素透過率です。角膜の酸素不足によるトラブルを防ぐために、とにかく酸素透過率の高い商品を使いたい人は、トータルワンがおすすめです。
また、トータルワンには遠近両用のラインナップがあります。老眼鏡と違い、見た目に影響がなくつけ外しの手間もないので、老眼にお悩みの方は試してみてください。
トータルワンには紫外線吸収剤が配合されていません。そのため、シンプルな成分だけで製造されたレンズが良い人や、外に出る機会がなく紫外線カット機能の必要性を感じない人は、トータルワンの方が良いでしょう。
「プレシジョンワン」・「トータルワン」を購入するならシルチカ
「プレシジョンワン」と「トータルワン」は、どちらもアルコンが販売しているワンデータイプのコンタクトレンズですが、いくつか違いがあると分かりました。購入を検討する際の、参考になれば幸いです。
プレシジョンワンやトータルワンを買うなら、シルチカを活用してみてください。
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よくある質問
Q. プレジションワンとトータルワンの共通点は?
A. プレジションワンとトータルワンの共通点は、以下の2点です。
- ・独自の構造で快適なつけ心地を提供する
- ・角膜に酸素をたっぷり届ける
Q. プレジションワンとトータルワンの違いは?
A. プレジションワンとトータルワンの違いは、以下の5点です。
- ・酸素透過率
- ・費用
- ・ベースカーブ
- ・ラインナップ
- ・紫外線カット機能の有無
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構成/SILCHIKA編集部

この記事を書いた人シルチカ探偵
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