【知らないと損?】コンタクトレンズの外し方・コツは?

「コンタクトレンズが目に張り付いて外れない」「爪が長くて外しにくい」と焦った経験はありませんか? 特にソフトコンタクトレンズは乾燥すると目に吸着しやすく、無理に外そうとすると目を傷つける恐れがあります。
結論から言うと、レンズが外れない時は焦らず「まばたき」や「目薬」で目を潤し、レンズを黒目からずらして浮かせることが重要です。
この記事では、初心者でも安全にできる正しいコンタクトレンズの外し方(5ステップ)に加え、外れない時の状況別対処法や張り付きを防ぐための対策をわかりやすく解説します。
目次
レンズを外す前に


コンタクトレンズを安全かつスムーズに外すには、目のトラブルを防ぐための事前準備が非常に重要です。
手を石けんでよく洗う
レンズを着脱する際、指先はレンズ自体だけでなく、目の粘膜付近にも触れます。感染症などの目のトラブルを予防するため、レンズを外す前には、毎回必ず石けんで手を丁寧に洗うことが推奨されます。
レンズが目に張り付いていないか確認する
レンズが乾燥によって目に強く張り付いている場合、無理に外そうとすると角膜を傷つける可能性があります。
鏡を見ながら指先で軽くレンズに触れ、黒目の上でスムーズに動くかを確認しましょう。もし動かない場合は、無理せず次のセクションで紹介する張り付き時の対処法を試すことが推奨されます。
コンタクトレンズの外し方
正しい手順でレンズを外すことは、目の健康を守る上で非常に重要です。ここでは、コンタクトレンズを安全かつスムーズに外すための基本的な5つのステップを解説します。
①手を洗い、清潔なタオルで水分をしっかり拭き取る
事前準備として手を洗った後、清潔なタオルやペーパーで指先の水分をしっかりと拭き取ります。指先が濡れていると、レンズがすべりやすくなり、上手くつまめない可能性があります。
②やや顎を引いて、正面の鏡を見る
顎をわずかに引き、やや上目遣いで正面の鏡を見る姿勢を取ります。このとき、視線が下を向きすぎていると、レンズをスムーズに外せない場合があるとされています。手鏡を使用する場合は、目線と同じ高さになるように位置を調整することがおすすめです。
③指先で下まぶたを押さえ、しっかりと目を開く
利き手ではない方の指先(通常は中指)で下まつ毛の根元付近を軽く押さえ、まぶたを引き下げます。これにより、レンズを外すために使う利き手の親指と人差し指がスムーズに動かせるようになります。
④レンズを黒目より下にずらし、下部を指先で押さえる
利き手の人差し指でレンズに触れ、黒目(角膜)より下の白目部分へやさしくずらします。レンズを少しずらすことで、レンズと目の表面の密着が緩み、外しやすくなる可能性があります。レンズをずらした後、利き手の親指と人差し指を下部(時計の4時と8時の位置)に軽く添えます。
⑤レンズをやさしくつまむ
添えた親指と人差し指をやさしく押し上げるようにして、レンズをつまみ取ります。過度な力を加えると目を傷つける恐れがあるため、やさしく行うことが大切です。ワンデータイプ以外の再使用可能な製品を使用している場合は、レンズを外した後、すぐに推奨される手順で洗浄・消毒ケアを行いましょう。
コンタクトレンズが外れない時はどうすればいい?


レンズが外れない時に無理やり外そうとすると、角膜や目の表面を傷つける恐れがあり大変危険です。焦らずに状況を確認し、それぞれに適した対処法を実践することが推奨されます。ここでは、よくあるトラブル別の対処法を解説します。
レンズが目に張り付いて外れない時の対処法
乾燥などが原因でレンズが目に張り付いている場合、無理に剥がす行為や、力を入れてつまむ行為は避けましょう。まずは、ゆっくりと長めのまばたきを数回繰り返し、レンズと目の表面に涙を行き渡らせます。うるおいが戻ることで、レンズが動きやすくなる可能性があります。
まばたきだけでは改善しない場合、コンタクトレンズ用の目薬の使用がおすすめです。点眼後にまばたきをして水分を行き渡らせ、レンズがスムーズに動くようになるまで待ちましょう。
レンズがすべって上手くつまめない時の対処法
指先に水分や油分が残っていると、レンズがすべってしまい上手くつまめないことがあります。一度作業を中断し、清潔なタオルで指先の水分をしっかりと拭き取ってから、完全に乾いた状態で再度トライしてみましょう。
爪が長くて上手くレンズを外せない時の対処法
ジェルネイルや付け爪などで爪を長く伸ばしている方は、指先を使うと目を傷つけるリスクが高まります。このような場合は、指先ではなく指の側面(指の腹)を使ってレンズを挟む方法が有効とされています。
どうしても指での着脱が難しい場合や、安全性を優先したい場合は、市販のコンタクトレンズ着脱補助グッズを使用することもおすすめです。
レンズが目に張り付く原因は?
コンタクトレンズが目に張り付く主な原因は、目の極端な乾燥にあると言われています。涙の量が不足したり、レンズが乾いたりすることで、吸盤のように目に吸着してしまうのです。ここでは、強い乾燥を引き起こす主な4つの要因を解説します。
①レンズをつけたまま寝てしまった
睡眠中はまばたきを行わないため、涙が循環せず、目やレンズが乾燥しやすい状態になるそうです。さらに、上まぶたがレンズを眼球に押し付ける形になるため、張り付きのリスクが高まるとされています。
装用したままうっかり寝てしまわないよう注意が必要です。
②長時間レンズをつけて過ごした
特にソフトコンタクトレンズは水分を含んでおり、長時間装用し続けるとレンズ自体の水分が蒸発し始めます。失われた水分を補うために涙が奪われると、レンズが乾燥して目に張り付きやすくなる可能性があります。
③レンズや目が乾燥しやすい環境で過ごしている
エアコンが効いた室内や風の強い場所など、湿度が低い環境はレンズの乾燥を加速させます。このような環境で過ごす場合は、加湿器を利用したり、意識的にまばたきを増やしたりするなどの対策がおすすめです。
④乾燥しやすいレンズを使っている
使用しているレンズの種類によっては、時間が経つと乾燥しやすいものがあります。頻繁に張り付きを感じる場合は、より保水力の高い素材や、乾燥に強い設計のレンズへの変更を検討するのも一つの手段です。
《乾燥に強いと言われるコンタクトレンズの例》
頻繁に目が乾く、あるいはレンズが張り付くという悩みがある場合、現在使用しているレンズの素材や機能が、今の生活環境や目の状態に合っていない可能性も考えられます。
各メーカーからは、独自の保水技術を用いたものや、酸素透過性が高く乾燥しにくい「シリコーンハイドロゲル素材」を採用した製品などが販売されています。ここでは、特にうるおい保持力が高く、乾燥に強いと評価されている代表的なコンタクトレンズをご紹介します。
シルチカでは、上記で紹介した「ワンデーアキュビュー オアシス」「バイオフィニティ」などの人気製品を最安値で購入できる通販サイトを比較・検索できます。コンタクトレンズをより安く手に入れたい方は、ぜひご活用ください。
目の健康のために、コンタクトレンズの上手な外し方を身につけよう
間違った方法で無理にコンタクトレンズを外そうとすると、角膜を傷つけるなど、目のトラブルを引き起こす原因となります。安全にコンタクトレンズを使用し続けるためには、正しい外し方を身につけることが非常に大切です。
- <事前準備>
必ず石けんで手を洗い、水分を拭き取る。 - <装用時の基本動作>
鏡を見て顎を引き、レンズを黒目より下にずらしてからやさしくつまむ。 - <トラブル対応>
レンズが張り付いて外れない時は、無理をせず「まばたき」や「目薬」で目を潤してから再トライする。
最初は難しく感じるかもしれませんが、時間に余裕がある時に焦らず練習してみることをおすすめします。一度コツを掴めば、毎日のケアがスムーズになります。
よくある質問
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コンタクトレンズはどうやって外したらいい?
まず手をきれいに洗い、水分を拭き取ります。鏡を見てあごを引き、指先で下まぶたを下げます。レンズを黒目より少し下にずらし、指の腹を使って優しくつまんで外してください。
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レンズが目に張り付く原因は何がある?
主な原因は「目の乾燥」です。レンズをつけたまま寝てしまったり、長時間装用したり、エアコンの風などで目が乾くと張り付きやすくなります。
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どうしてもレンズが外れない時の最終手段は?
まばたきや目薬で目を潤しても外れない場合、無理に自分で外そうとせず、眼科を受診して医師に外してもらうことを強くおすすめします。無理な着脱は角膜を傷つける原因になります。
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お風呂や洗面所で外しても大丈夫ですか?
洗面所での着脱は問題ありませんが、お風呂場では水道水や汗が目に入る恐れがあるので、入浴前に洗面所などで外すことが推奨されます。
構成/SILCHIKA編集部

この記事を書いた人シルチカ探偵
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