【徹底比較】メダリストプラスとメダリスト2の違いを解説!ソフレンズ38とは?
ボシュロム製の2週間交換コンタクトレンズ「メダリストプラス」と「メダリストⅡ」は、名前が似ていますが、レンズの性能は大きく異なります。結論として、乾燥対策や異物感の少なさを重視するなら「メダリストプラス」(低含水・超薄型)が、みずみずしいつけ心地を重視するなら「メダリストⅡ」(高含水)が適しています。
この記事では、メダリストプラスとメダリストⅡの含水率、酸素透過率、レンズの厚みなど、スペック上の違いを徹底比較します。また、メダリストプラスの海外販売名である「ソフレンズ38」についても解説。「どちらを選べばいいか」という疑問を解消し、ご自身の目に最適なレンズ選びをサポートします。
目次
メダリストプラスの特長
メダリストプラス
メダリストプラスの特長は、使い捨てレンズの中でもトップクラスの薄さを誇る「超薄型レンズ」を採用している点と、汚れが付着しにくい「非イオン性素材」を使用している点です。これらの特長により、自然で快適な装用感とクリアな視界の維持が期待できるようです。
超薄型レンズの採用
メダリストプラスの最大の特長は、超薄型レンズを使用していることです。レンズの中心部の厚さは、使い捨てレンズの中でも非常に薄い0.035mmです。レンズが薄い設計になっているため、目に入れた際の異物感が少なく、より自然なつけ心地を実現できるそうです。
たんぱく質汚れがつきにくい素材
メダリストプラスのレンズ素材には、非イオン性の素材が採用されています。コンタクトレンズは、涙に含まれるたんぱく質や脂質などの体内分泌物で汚れやすい傾向があります。非イオン性素材は、マイナスイオンを帯びていない(あるいはマイナスイオンを帯びにくいため)ため、マイナスイオンを帯びたたんぱく質汚れを寄せつけにくい特性があるとのこと。これにより、レンズの曇りを防ぎ、クリアな視界を維持する効果が期待されるそうです。
スペック表
| 商品名 | メダリストプラス |
|---|---|
| 枚数 | 6枚(片目3か月分) |
| タイプ | 2weekタイプ |
| ベースカーブ | 8.4/8.7/9.0 |
| 直径 | 14.0 mm |
| 中心厚 | 0.035 |
| 含水率 | 38 % |
| Dk/L値(酸素透過率) | 25.7 |
| 素材グループ | グループ I(低含水・非イオン性) |
メダリストⅡの特長
メダリストⅡ
メダリストⅡは、水分を多く含む高含水レンズであり、みずみずしいつけ心地が特長です。また、レンズ全体が均一な設計の「ユニバランスデザイン」を採用することで、視界の安定と、たんぱく質汚れの付着を抑制する非イオン性素材の使用も特長といわれています。
高含水なのでみずみずしいつけ心地
メダリストⅡは、レンズ内に含まれる水分が多い高含水レンズ(含水率59%)に分類されます。レンズに含まれる水分が多いため、レンズが瞳によく馴染み、装用した直後からみずみずしく快適なつけ心地が実現できるとされています。
非イオン性素材による汚れの抑制
メダリストプラスと同様に、レンズ素材に非イオン性の素材を採用しています。この素材は、涙に含まれるたんぱく質などの汚れを寄せつけにくい特性を持ちます。これにより、レンズの曇りを軽減し、クリアな視界を維持する効果が期待できるとされています。
レンズの厚みが均一なデザイン
メダリストⅡのレンズは、「ユニバランスデザイン」という設計を採用しています。このデザインは、レンズの中心から端まで厚みが均一になるように作られています。厚みが均一であることで、 レンズが目の中で安定しやすく、快適な見え方をサポートするそうです。また、指に乗せた際に裏表が見分けやすいという利点もあり、スムーズな着脱に繋がるとされています。
スペック表
| 商品名 | メダリストⅡ |
|---|---|
| 枚数 | 6枚(片目3か月分) |
| タイプ | 2weekタイプ |
| ベースカーブ | 8.6 mm |
| 直径 | 14.2 mm |
| 中心厚 | 0.14 |
| 含水率 | 59 % |
| Dk/L値(酸素透過率) | 15.7 |
| 素材グループ | グループ II(高含水・非イオン性) |
メダリストプラスとメダリストⅡの違い

メダリストプラスとメダリストⅡの最も大きな違いは、「含水率」と「レンズの薄さ」です。これらの特性の違いが、装用感(つけ心地)や目の乾燥しやすさ、酸素透過率に影響を与えるとされています。
まずは、両者の代表的なスペックの違いを一覧で比較します。
| 比較項目 | メダリストプラス | メダリストⅡ | 選択時のポイント |
|---|---|---|---|
| 含水率 | 38%(低含水) | 59%(高含水) | 低含水は乾燥に強く、高含水はみずみずしいつけ心地 |
| 中心厚 | 0.035mm(超薄型) | 0.14mm | 薄いほど異物感が少なく、酸素透過率が高くなる傾向 |
| 酸素透過率 (Dk/L) | 25.7 | 15.7 | 高い方が目に届く酸素量が多い |
| ベースカーブ (BC) | 3種類 (8.4/8.7/9.0) | 1種類 (8.6) | 選択肢が多い方が目にフィットしやすい |
含水率:装用感と乾燥への影響
レンズの含水率(レンズ内に含まれる水分量)は、つけ心地と乾燥のしやすさに関わる重要な要素です。
- <メダリストプラス(低含水)>
レンズ内の水分量が少ないため、水分が蒸発する際に涙を奪いにくいのが特長です。その結果、目の乾燥が気になる方にとって、乾燥に強い効果が期待されます。 - <メダリストⅡ(高含水)>
レンズ内の水分量が多いため、瞳によく馴染み、装用直後からみずみずしい快適なつけ心地を得られます。一方で、含まれる水分が蒸発する量も多いため、長時間の装用では目の乾燥を感じる可能性があります。
コンタクトレンズの含水率については下記コラムで詳しく解説しています。
≪コンタクトの含水率解説と早見表!≫高含水・低含水どっちがいい?【コンタクトレンズのデータ】酸素透過率とレンズの薄さ
目の健康を維持するためには、コンタクトレンズを通して十分な酸素を届ける必要があります。
- <メダリストプラス>
中心厚が0.035mmという超薄型設計を採用しています。レンズが薄いため、メダリストⅡと比較して酸素透過率(25.7Dk/L)が高い結果となっています。高い酸素透過率により、目に届く酸素量が多いことが期待されます。 - <メダリストⅡ>
中心厚は0.14mmです。レンズの厚みがある分、酸素透過率(15.7Dk/L)はメダリストプラスよりも低い値となります。
酸素透過率の詳しい解説は以下のコラムをご覧ください。
酸素透過率・酸素透過係数(Dk値)解説!低いとどうなる?目安や選び方【コンタクトレンズのデータ】ベースカーブ(BC)の選択肢
ベースカーブ(BC)は、レンズの曲がり具合を示す値です。目のカーブに合わないBCを選ぶと、装用中の違和感、レンズのズレ、痛みなどが生じる可能性があります。
- メダリストプラスは、8.4、8.7、9.0の3種類のBCから選べます。
- メダリストⅡは、8.6の1種類のみです。
メダリストプラスの方がBCの選択肢が豊富であるため、より多くの人が自分の目の形状に合ったレンズを選びやすくなっています。
コンタクトレンズのベースカーブについては下記コラムで詳しく解説しています。
コンタクトのBC(ベースカーブ)とは?商品別BC一覧表【コンタクトレンズのデータ】ソフレンズ38とは?

「ソフレンズ38」とは、日本で流通している「メダリストプラス」の海外での販売名です。商品名やパッケージは異なりますが、中身のレンズ自体は全く同じ製品であり、品質にも違いはありません。
ソフレンズ38が指すもの
インターネット検索などで「メダリストプラス」と同時に「ソフレンズ38」という名称を目にする場合があります。これは、以下の事実に基づいています。
- <同一製品>
「ソフレンズ38」は「メダリストプラス」と同一のコンタクトレンズです。 - <販売地域>
この海外販売名を使用しているのは、主に海外の通販サイトです。 - <他の事例>
メダリストプラスに限らず、一部のコンタクトレンズには、国や地域によって販売名が異なるケースがあります。
海外通販利用時の注意点
海外通販サイトを利用して「ソフレンズ38」を購入する際は、日本で販売されている「メダリストプラス」と同一の商品であることを確認し、誤って別のレンズを購入しないように注意することが重要です。品質については、日本で流通しているものと同等であるため、安心して利用することが可能です。
どんな人におすすめ?

メダリストプラスとメダリストⅡのどちらを選ぶかは、装用時間や目の乾燥の程度、求めるつけ心地によって異なります。それぞれのレンズの特性を踏まえ、どのような方におすすめできるかを解説します。
メダリストプラスが適している方(乾燥対策・薄さ重視)
メダリストプラスは、低含水(38%)で超薄型設計という特長から、特に目の乾燥対策や装用時の快適性を重視する方におすすめです。
| おすすめポイント | 理由 |
|---|---|
| 目の乾燥が気になる方 | 低含水レンズは水分蒸発が少なく、涙を奪いにくいため、乾燥しにくい傾向があります。 |
| より自然な装用感を得たい方 | 中心厚0.035mmの超薄型設計により、目に入れた際の異物感が軽減され、快適なつけ心地が期待できます。 |
| 高い酸素透過率を重視したい方 | メダリストⅡよりも酸素透過率(Dk/L 25.7)がわずかに高く、目の健康維持に役立つ可能性があります。 |
メダリストⅡが適している方(みずみずしさ・度数選択肢重視)
メダリストⅡは、高含水(59%)であることや、度数のラインナップに特長があるため、以下のような方におすすめできます。
| おすすめポイント | 理由 |
|---|---|
| みずみずしいつけ心地がいい方 | 高含水レンズは水分量が多く、レンズが瞳によく馴染むため、装用直後からうるおいたっぷりの快適さを感じやすいです。 |
| ユニバランスデザインを試したい方 | レンズの厚みが均一な設計により、目の中で形状が安定しやすく、快適な見え方をサポートします。 |
| -0.25Dの度数を希望する方 | メダリストプラスにはない-0.25Dという低度数のラインナップがあるため、必要な度数に合わせて選択できます。 |
メダリストプラスとメダリストⅡはどこで買える?

メダリストプラスとメダリストⅡは、コンタクトレンズ販売の「実店舗」および「ネット通販」で購入が可能です。特に、価格面でのメリットを追求したい場合は、ネット通販の活用が推奨されます。
ネット通販が推奨される理由
一般的に、ネット通販は実店舗と比較して、お得な価格で購入できる可能性があります。
- <コスト削減>
ネット通販では、実店舗の運営にかかる家賃や光熱費、人件費などの経費が最小限に抑えられます。 - <価格への反映>
運営コストが削減された分、コンタクトレンズの販売価格が実店舗よりも抑えられる傾向があります。
最安値検索はシルチカで
多数あるネット通販の中から最もお得なショップを探すには、価格比較サイトの利用が効率的です。
- <最安値の提示>
シルチカでは、各ネット通販ショップの中から最も安価に購入できるショップを検索し、表示します。 - <比較の容易さ>
商品ごとの最安値が一目で確認できるため、価格比較が容易です。 - <付帯情報の確認>
送料の有無や商品の配達にかかる目安日数なども併せて掲載しているため、購入前に総合的な判断がしやすくなります。
よりお得にメダリストプラス、またはメダリストⅡを購入したい場合は、ぜひシルチカで最安値を検索してみてください。
似ているけれど違いがたくさんある

「メダリストプラス」と「メダリストⅡ」は、ボシュロム製の2週間交換コンタクトレンズで、名前やパッケージは似ていますが、その仕様には大きな違いがあります。選択時には、ご自身の目の状態や求める快適さに合わせて比較することが重要です。
| 比較項目 | メダリストプラス | メダリストⅡ | おすすめな人 |
|---|---|---|---|
| 含水率 | 38%(低含水) | 59%(高含水) | 乾燥対策を重視する方 |
| 中心厚 | 0.035mm(超薄型) | 0.14mm | 異物感の少なさ、自然な装用感を求める方 |
| 酸素透過率 (Dk/L) | 25.7(高い) | 15.7(低い) | 高い酸素透過率を重視する方 |
| つけ心地 | 乾燥に強く快適 | みずみずしい | みずみずしいつけ心地を好む方 |
ご自身の目の特性(乾燥しやすさ、装用時間、目のカーブなど)を踏まえ、最適なレンズを選択してください。お得に購入したい場合は、ネット通販での価格を比較し、最も安価なショップを見つけてみましょう。
メダリストプラス、メダリストⅡの現在の最安値は、下記のリンクから確認できます。ぜひシルチカで価格を比較し、お得な購入にお役立てください。
よくある質問
-
メダリストプラスとメダリストⅡの違いはなんですか?
メダリストプラスとメダリストⅡの主な違いは、含水率とレンズの中心厚です。
- ・メダリストプラスは含水率が38%(低含水)で、中心厚が0.035mmの超薄型です。乾燥に強く、異物感が少ない点が特長です。
- ・メダリストⅡは含水率が59%(高含水)で、中心厚が0.14mmです。装用直後のみずみずしいつけ心地が特長ですが、乾燥しやすい可能性があります。
-
ソフレンズ38とはなんですか?
ソフレンズ38は、メダリストプラスの海外での販売名です。商品名やパッケージは異なりますが、品質やレンズの中身は日本で流通しているメダリストプラスと全く同じ製品ですので、安心してご利用いただけます。主に海外通販サイトでこの名称が使用されています。
-
メダリストプラスとメダリストⅡはどこで購入できますか?
実店舗およびネット通販サイトで購入可能です。コストを抑えてお得にご購入したい場合は、実店舗よりも経費が抑えられる傾向があるネット通販のご利用が推奨されます。シルチカでは、両製品の最安値を簡単に検索できます。
-
高含水レンズ(メダリストⅡ)は本当に乾燥しやすいのでしょうか?
一般的に、高含水レンズ(含水率50%以上)は、レンズに含まれる水分量が多いがゆえに、その水分が蒸発する際に涙からも水分を奪いやすい性質があります。そのため、長時間の装用や乾燥した環境下では、低含水レンズ(メダリストプラスなど)と比較して、目の乾燥を感じやすい可能性があります。みずみずしいつけ心地が特長ですが、乾燥が気になる方は注意が必要>されています。
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この記事を書いた人シルチカ探偵
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